モリジュンヤ

社会編集家。「編集で社会をひらき、編集の可能性をひらく」をテーマに探究と実践。よりよい未来につながる活動を探究し、取材や企画をして発信。inquire代表、IDENTITY共同代表、NPO法人soar副代表など。

モリジュンヤ

社会編集家。「編集で社会をひらき、編集の可能性をひらく」をテーマに探究と実践。よりよい未来につながる活動を探究し、取材や企画をして発信。inquire代表、IDENTITY共同代表、NPO法人soar副代表など。

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記事一覧

分散するチャネルと、コンテンツのアーカイブ

ダークパターンについての対策と啓蒙を少しずつ

タスク消化不良を解消する

「生きる知恵」を共有し合う機会づくりに向けて

メディア間でのコンテンツ売買

AIに原稿のたたき台をつくってもらう練習

社会教育と探究学習

「Brain rot」がオックスフォード大学「今年の流行語」に選出

体験に介在する余白

できるかどうかより、まず「興味はあるか」「やってみたいか」に向き合う

モバイルアプリアクセシビリティについての情報を増やすために

場所を変え、集中して仕事する

起業家への寄り添い

型とリズムをつくり、発信を継続する

メディアとの関係性を育てる

ライティングに影響する要素仮説

分散するチャネルと、コンテンツのアーカイブ

最近、検索エンジン経由の流入が減少しているよねという雑談をする機会も増えました。従来の検索ニーズの一部が、AI検索サービスに移っているのだろうという話とセットで。 実際に、自分の行動を振り返ってみるとGoogleの検索窓にキーワードを打ち込まず、PerplexityやGensparkなどAI検索サービスや、ChatGPT searchなどを使う場面が大幅に増えました。 AI検索を使う人の数が増えるにはまだ時間はかかるだろうと考えられますが、一定の割合が検索エンジンから代替

ダークパターンについての対策と啓蒙を少しずつ

ユーザーよりも企業にとって都合の良い行動を取るようにし向ける手法のことを「ダークパターン」と呼びます。 以下のように海外では法整備なども進んでいる領域ですが、まだまだ、日本においては知名度が低いのが現状です。 国内でも推定1兆円を超えるとされるダークパターンの被害を撲滅するために一般社団法人ダークパターン対策協会が設立するなど、日本でも少しずつ活動が始まっています。 アクセシビリティについての取り組みが誰にとっても利用できる状態を目指すものだとすれば、ダークパターンにつ

タスク消化不良を解消する

Twitterはなんやかんや使っていて面白い部分があり、未だプラットフォームに頻繁にアクセスしています。TwitterがまとめられたTogetterを見るのが好きで、しばしばチェックしてます。 最近見つけたお気に入りのTogetterがこちら。 「タスクが片付いていない」「やるべきことが終わっていない」という状態が脳にかける負荷って本当にばかにならないんですよね…。 いまやるべきことに集中しやすくするためのタスク管理方法として、Getting Things Done(G

「生きる知恵」を共有し合う機会づくりに向けて

毎年、12月は社会的に「寄付月間」として寄付についての発信や呼びかけが増えるシーズン。理事を務めているNPO法人soarでも、12月から9周年にあわせた寄付キャンペーンを実施しています! soarでは、ウェブメディア「soar」と、講座やイベントを行う「soar campus」の2つを活動の柱とし、「生きる知恵の共有」を目指しています。 メディアでは、病気や障害、家族、子育て、社会的養育、貧困、若者支援、グリーフケア、メンタルヘルスなど、今年も様々な領域の取材を行い、さま

メディア間でのコンテンツ売買

文化通信社が、新聞社や出版社などのメディア企業がコンテンツを相互に売買できるプラットフォーム「MediaLink(メディアリンク)」を2024年11月29日に開設しました。 このクローズドサイトでは、全国の新聞、雑誌、書籍、地域紙、情報誌、Webメディアなどのコンテンツを有料で相互に利活用でき、文化、歴史、芸能、人物、食、旅など、長期的に読まれる内容が対象となっています。 せっかく各メディアがつくったコンテンツがより多くの人に伝わるようになることは歓迎したいこと。また、こ

AIに原稿のたたき台をつくってもらう練習

キャリア学習サイト「talentbook」を運営するtalentbook株式会社が2024年12月2日に「社員インタビューAI」をリリースしました。 採用広報を強化していきたい企業から、社内のリソース・ノウハウが不足している、広報予算が潤沢にない、といった課題が寄せられていたそうです。 それに応えるために開発したのが、インタビュースキルと記事執筆スキルを搭載した独自AI機能です。少し、テストを体験させてもらったのですが、インタビューもライティングも、想定していた以上の体験

社会教育と探究学習

インクワイアでは、「探究」を組織としても関わる個人としても大切にしていて、しばしば「探究学習」などから活動のヒントをもらっています。 探究学習とは、生徒が自ら問いを立てて、それに対して答えていく学習のこと。自分自身で問いを立てて、その答えを出したいという「探究心」を大切にして、学習を進めていく方法です。 2022年から「総合的な学習の時間」が、「総合的な探究の時間」に名称変更され、高校では探究学習がスタートしています。それもあってか、学校教育の場において探究学習への取り組

「Brain rot」がオックスフォード大学「今年の流行語」に選出

「2024ユーキャン新語・流行語大賞」で年間大賞に輝いたのは、連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」だそうです。 ドラマが放映していた時期が今年のはじめということもあり、流行した感覚は薄いと感じたのですが、じゃあ何が流行したかを聞かれると出てくるものもなく、このご時世に「流行語」を決めるって難しいなぁと。 そんなことを感じていたところに、オックスフォード大学「今年の流行語」に「Brain rot」が選ばれたというニュースを見かけました。 オックスフォード

体験に介在する余白

予定と予定の合間で時間があると、どう過ごそうかと迷う。時間があるのは嬉しいことのはずなのに、迷っている自分に気づいたとき、普段どれだけ予定や時間を詰めていたのかと日々を省みる。 この日は、2件の取材が時間をあけて同じ場所であったため、1件目の取材を終えた後、一緒に仕事をしていたフォトグラファーとライターと3人でご飯を食べることにした。 普段、足を運ぶこともなく、土地勘のないエリアだったが、たまたま見つけたハンバーグ屋に行くことにした。開店時間は17時。15分ほど早く着いた

できるかどうかより、まず「興味はあるか」「やってみたいか」に向き合う

「経験がない」「やったことがない」「知識がない」といった理由で、関心を持っていることに対して、積極的になりきれていない人をしばしば見かけます。個人的に、これは非常にもったいないことだと考えています。 これからの時代は、一度身につけた知識や技能でずっと活躍できるというわけではなく、環境が変化し続けるなかで、常に新しいことに取り組んで学んでいく必要があります。 「経験がない」「やったことがない」「知識がない」というのは、みんな同じで、それを前提として行動することに慣れていくの

モバイルアプリアクセシビリティについての情報を増やすために

今日は「いつでも、どこでも、誰でも「使える」へ - 『モバイルアプリアクセシビリティ入門』刊行記念イベント -」のため、蔵前の透明書店へ。 モバイルアプリは、使わない日がないほどに日々の生活に溶け込んでいます。一方で、そのアクセシビリティについての日本語の情報は少なく、まとまった資料もない状況。そのため、日本におけるモバイルアプリアクセシビリティの取り組みは広がりにくい状況が続いていたといいます。 ウェブのアクセシビリティに関する情報発信も十分とは言えませんが、そのウェブ

場所を変え、集中して仕事する

まとまった時間がとれていない場合、合間の細かな時間で仕事を進めることになり、思ったように進捗をつくることは難しいもの。かといって、一日時間が確保できたとしても、順調に進捗するとは限りません。 人の集中力が持続する時間は短く、短期的な集中力は15分、長期的な集中力は40分から90分ほどと言われています。この短い時間をうまく使うために、タスクを管理したり、ポモドーロ・テクニックなどのメソッドを活用したりします。 作業のために長く時間が確保できている場合、多くの時間を同じ場所で

起業家への寄り添い

仕事柄、起業家と呼ばれる人たちと知り合うことも多く、事業の規模や年数等によらず、起業した人たちへのリスペクトの気持ちを持って接するようにしています。 それは「自身のライフスタイルを最優先とし、生きていくために必要な収入を維持しながらも、金銭的利益の追求は二の次とする」とされる、ライフスタイル起業家と呼ばれる人々も同様です。 個人的には、不確実な状況下で意思決定し、新しいものを作り上げていく、という生き方は「起業家」的だと考えていて、その思考やふるまいから起業家以外の人が学

型とリズムをつくり、発信を継続する

毎月のインクワイアの動きをまとめてお知らせする「月刊インクワイア」を今月も配信しました。今年の5月から始めた取り組みも、なんとか10回目の更新を迎えることができました。 もともとは、会社の活動について発信があまりにもできていなかったり、複数ある会社の活動をまとめて伝える機会がなかったりしていたので、「まずはまとめて可視化だ〜!」ということで始めました。 はじめに、シリーズ共通のおおよその構成を決め、バナーのテンプレートをつくり、掲載するタイミングを定め、構成に沿って必要な

メディアとの関係性を育てる

事業やプロダクトを立ち上げたタイミングで、どうしたらメディアに取り上げてもらえるかという相談に乗ることがあります。仕事ではない範囲で、できるだけ力になれたらと思って、メディアの仕事をしてきた自分の経験から共有できる知見はお伝えしているのですが、おおよそ以下のようなことに集約されます。 メディア側には取り上げるタイミングや理由が必要で、取り上げてもらいたい側の論理だけではなく、相手の論理にも配慮すること。 メディアの文脈や領域を意識する。メディアの文脈と、事業やプロダクトの

ライティングに影響する要素仮説

「ライティング」と一口にいっても、イメージすることや捉え方は人によって異なることも珍しくありません。 そのため、ライティングについて教えようとする際、どこを基準にどのようなことまで、どう伝えるかということに頭を悩ませます。 今後、なんらかの形でライティングの技術や思考についてまとめていきたいと考えていて、どのように要素を整理しようかともやもやと考えています。 要素を分解してみながら考えていて、現状以下のように分解できるのではないかと。 姿勢 思考 文章以外の技術