参加者として運営の裏側を想像する
なにかを学び、精度を向上させるためには、打席に立つ回数を増やすことが大切だとされます。実際、自分で経験してみて発見できることは膨大ですが、内容によってはどうしても回数を増やしにくいものもあります。
たとえば、イベントの運営もそのひとつ。最近は、オフラインでのイベントが開催される頻度がコロナ前に戻ってきました。SNSなどの情報環境が変化するなか、オフラインの場の価値が再認識されています。
今後も、大小さまざまなイベントが活発に開催されていくと思いますが、コロナ期間もあったことで、久しぶりにイベントを開催する人、はじめてイベントを開催するという人も多そうです。
イベントの運営って、暗黙知や経験則のようなものも多く、過去にイベント開催を経験していた人はそれを引っ張り出す必要がありますし、新たに経験する人は学習していく必要があります。
冒頭で述べたようになにかを学ぶには数をこなすのが大切なのですが、イベントは企画して、告知して、集客して、開催して、というステップを踏む関係上、なかなかPDCAを細かく回すことが難しいもの。
そんな中で、どうやって運営の精度をあげていくかを考えたときに、ひとつは参加者としてイベントに参加する際にロジまわりやタイムマネジメント、コンテンツなどを分析的な目線でも触れてみること。
自分ならどうするか、どうしたら再現できそうかなどを考えながら参加することで、イベントから得られる学びは増加します。同時に参加者目線にも立てるので、参加者が楽しく参加するイベントを企画する上でも役立ちます。
メディアの運営とイベントの企画はセットになる部分も多く、これまでにオンライン・オフラインさまざまなイベントを開催してきました。しばらく、あまりできていなかったのですが、場の価値を再認識する機会も増えているので、感覚を取り戻しながらイベントの開催もしていきたいと思います。