日常の人間らしさを記録するドキュメンタリー
普段、テレビ番組を見る機会はあまりないのですが、実家にいるときはリビングで家族が見ている番組を一緒に視聴することがあります。滞在中に『鶴瓶の家族に乾杯』と『ドキュメント72時間』の2つの番組を見る機会がありました。
この2つの雰囲気は異なりますが、とある日常の様子を、できるだけそのまま撮影して番組にしている点が共通しています。最近は、こうしたドキュメンタリー的な映像に面白さを感じることが増えました。
「ドキュメンタリー」とは、もともとは「ドキュメント」が語源で、特定の主題を設定して、選択的に事実を記録した映画・テレビ番組・ラジオ番組のことを指すそうです。
ドキュメンタリーだから面白いというわけではないのですが、これらの番組のように街に暮らす人たちが自然体で、編集が少ないと思われるように映像に登場していることで、「いろんな人生がある」と感じられるのが個人的に響いているのではないかと。
もしかしたら、「人々の生活から育まれた」固有な文化のことを「ヴァナキュラー」と呼ぶそうですが、こうした映像からその断片を感じ取っているのかもしれません。
または、人ものや人情ばなしとして、一般に、暮らしの断片や単一のエピソードを紹介する記事のことを人間の関心を引く「ヒューマンインタレスト(human interest)」記事と呼ぶそうですが、そうしたものとの重なりもありそう。
こうした番組から、メディアとして未来に残していけるとよい生活や、文化、記憶などのヒントが得られるように感じています。自分なりに咀嚼して、アウトプットにつなげていきたいですね。
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