環境への影響を最小限に抑えることを目的とした「グリーンソフトウェア」
生成AIの急激な普及でデータセンターの需要も高まり、膨大な電力が求められるようになってますね。
生成AIによってソフトウェアがどんどん便利になっていくことは望ましい面もありながら、これまでは比較的環境負荷の低い領域のように見えていたものが、実はかなり環境に負荷をかけるものになってきています。
こうした背景もあり、最近「グリーンソフトウェア」という概念が気になっています。グリーンソフトウェアとは、環境への影響を最小限に抑えることを目的としたソフトウェアの設計・開発・運用手法のこと。
例えば、コードを最適化し無駄なエネルギー消費を抑えたり、クラウドコンピューティングを活用し必要なデータのみを処理することで電力消費を削減したり、エネルギー消費を抑えるために省エネモードを活用したり、といったことがグリーンソフトウェアにおける具体的な取り組みとして挙げられます。
日本で具体的な取り組みを目にすることは少ないですが、これだけITやソフトウェアが消費する電力が増えてくるとなると、今後考えなければならないテーマだと思います。
GitHub、マイクロソフト、アクセンチュアなどが設立メンバーとして参加している、グリーンソフトウェアの普及とその実現に向けたエコシステム構築を目指す非営利団体グリーンソフトウェア財団のサイトの情報が充実しているので、こうした情報を見ながら勉強していきます。
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