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現代編集論

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編集の新しい可能性の探索における雑記。メディア論やコンテンツ論を中心に、広義の編集についての思索をまとめていきます。
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記事一覧

Quartz Japanのニュースレターが9月30日でサービスを終了

Quartz Japanのニュースレターが2022年9月30日をもってサービスを終了することになりました。サービス終了の理由は、米国本社のグローバル戦略に伴っての決定とのことです。 Quartzは、2018年7月にユーザベースが子会社化を発表。Quartz Japanは2019年11月にサービスを開始し、以来ニュースレターやポッドキャストなどのコンテンツを提供してきました。 提供するコンテンツのクオリティは高く、ファンも多かった一方、業績は振るわず、ユーザベースは2020

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編集における価値創出フローの仮モデル

「事業活動における編集の価値をどう捉え、説明するか」 これは長く事業や組織などビジネス領域における編集者として活動してきて向き合い続けている課題です。 説明しやすいモデルやフローをまとめることは、クライアントなどに価値を伝える際に必要なだけではありません。 新しく編集者やライターとして活動していこうとする人たちに対して、どこにどのような価値があり、それをどう伸ばしていくのかを捉えやすくする目的もあります。 今回は、なんとかまとめて見ている図をシェアします。これが十分だ

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「sentence」のコミュニティ運営終了に寄せて

ライティングを学び合う場として、2016年から運営してきた「sentence」のコミュニティをクローズすることになりました。運営メンバーからのお知らせはこちら。 これまでの歩みを振り返ってsentenceは、インクワイアを創業して間もない2016年の春に、ライターの西山くんと立ち上げました。もともと、「ライター育成の場の少なさ」に問題意識を持っていた私たちは、少しでも改善のためにできることはないか、と議論を重ねていました。 ちょうど、議論を重ねているタイミングに、大ナゴヤ

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メディアの可能性を探究する「編集オープンラボ」をはじめます

noteの新しい機能「メンバーシップ」がはじまったこともあり、なにかしら活用してみたいと思ったので、メンバーシップ「編集オープンラボ」をはじめます。 「編集オープンラボ」の立ち上げ背景数年、フリーランスの編集者やライターとして活動した後、起業していくつかの法人の経営に携わりながら、広義の編集に取り組んできました。 自社メディアの運営に取り組み、さまざまな企業のオウンドメディアの運営、ローカルメディア、非営利メディアなど、いろんなメディアを運営してきました(※詳細は長くなる

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メディアを通じたインパクト創出

先日、テクノロジーによる知の出会いで社会課題を解決する次世代メディア「esse-sense」を運営する株式会社エッセンスが資金調達を発表していました。 エッセンスは、既にある未来の可能性を実現するNPO、ミラツクの経営を通じてソーシャルイノベーションの創出にずっと取り組んできた西村さんによる新しい挑戦です。 今回の資金調達において、「ゼブラ経営の社会実装」を進めるZebras and Companyも参加しており、その出資に合わせた対談記事づくりをお手伝いしました。 詳

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メディアについてのメンタリングします(募集終了)

※2022/07/31で募集を〆切ました。再度実施する際はお知らせします。 以前、ブログでも投稿したように想いをもったメディアが持続可能な生態系のようなものをつくっていきたいと考えて活動を行っています。 まだまだ道半ばではありますが、少しでも現時点で還元できるものを還元していきたいと考え、Meetyでカジュアル面談を公開しました。 こちらのエントリでも記載したように、コミュニティメディアのような特定多数向けのメディアを志向している方だと、特に相談に乗れると思います。

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特定多数向けのメディアと、資産としてのコンテンツ

インクワイアでは、さまざまなメディアに関わっていますが、一貫しているのが「コミュニティメディア」とも言えるサイズだということ。これは会社を創業する前、自分がフリーランスだった頃から変わっていません。 メディアとコミュニティ小林弘人さんは著書『新世紀メディア論』において、メディアビジネスの未来について語るなかで、コミュニティ創出の重要性について触れていました。元々、雑誌やラジオといったメディアはコミュニティとセットで存在していましたが、インターネットの浸透やSNSの普及によっ

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コンテンツ開発のイテレーションをまわす

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想いを持ったメディアが持続する生態系をつくりたい

私が代表を務めるインクワイアでは、さまざまな「メディア」にカテゴライズされる仕事をしています。その仕事を大きく2つに分類すると以下のようになります。 自社メディア事業 事業会社のメディア支援 メディアのビジネスモデルも多様化しており、多様な事業を営む企業がなにかしらの形でメディアを運営するようになっています。この両方に関わることでメディアと事業に対する知見を蓄積していこうと取り組んでいます。 メディアは、持続することが前提の取り組みです。一時的な活動で効果がないわけで

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編集の技を磨いていきたい1年のスタート #問いかけの作法 #CULTIBASELab

あけましておめでとうございます。今年はブログを更新していけるように、こまめに更新していく所存です。 inquireは来週まで年末年始休暇なのですが、一足早く登壇の仕事がありました。inquireで立ち上げから運営をお手伝いしているCULTIBASEでの登壇なので、「ゲストとして登壇しました!」というのは少し面映ゆいですが。 CULTIBASE編集長の安斎さんが昨年末に著書『問いかけの作法』を発売したので、その関連イベントとして開催されました。 「編集の技に学ぶ」というタ

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音声というメディアで試したい3つのこと

やろうやろうと思いながら、なかなか着手できていなかったPodcastを、最近ようやくはじめました。 5回ほど配信してみて、少しずつ収録の仕方、収録時の話し方、音声編集の方法、配信などにも慣れてきました。 イベントで話したり、インタビューで話したりするのとはまた違いますが、これはなかなか面白いです。 元々、音声メディアをやりたいと考えていた理由は、大きく分けて3つあります。今回は、それぞれについて書いてみます。 テキストでは削られやすい余白や空気を共有したい 生煮えの

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編集をコンテンツとプロジェクトに分解する

会社のメンバーと「アドベントカレンダーをやろう」となったので久々にブログを書きます。 今年の10月にCIをリニューアルしました。会社の設立から変わっていなかったCIを刷新して、コーポレートサイトも新しくしました。 最近、ポッドキャストも始めたので音声コンテンツにおける話し方や音源の編集の仕方などにも取り組んでいます。年末年始、お時間ある方はよかったら聞いてください。 さて、何を書こうかと考えていたのですが、今回はインクワイアにおけるコンテンツエディターとプロジェクトエデ

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inquireの2020年の実践と思考の振り返り

2020年も残りあとわずかとなった。毎年、大晦日も残りあとわずかとなったタイミングで一年の振り返りをするのが恒例になりつつある。 昨年は心身のコンディションを崩し、その学びについて書いた。このときに崩した調子を取り戻すのに、結局1年ほどかかったと思う。 良い状態で2020年のスタートを切れたとは言い難い。けれど、だからこそしっかりといろんなことを見直せたのだと思う。 今年、なにを考えたのか、備忘録も兼ねてブログに書いておきたい。 会社の存在理由を見つめ直す2019年の

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新たなコンテンツ開発手法の確立への試行錯誤

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