モリジュンヤ

社会編集家、inquire代表。社会編集家。多様な分野を横断して、社会に存在する資源を…

モリジュンヤ

社会編集家、inquire代表。社会編集家。多様な分野を横断して、社会に存在する資源を必要とする人につなぎ、創造性が解放されるよう編み合わせています。岐阜出身、東京在住。

マガジン

  • 小さな経営実践

    自然や文化、社会などさまざまなものからヒントを得ながら、それらにも価値を還元する経営に取り組むための思考や実践の記録です。

  • 暮らしが仕事、仕事が暮らし。

    日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。

  • コンテンツログ

    本、映画、アニメ、マンガなど、自分の文化的な土壌を耕してくれるコンテンツについての体験メモのようなもの。

  • 現代編集論

    編集の新しい可能性を深化、探索における思索をまとめていきます。

  • デザインとテクノロジー

    このマガジンでは生活や仕事、社会をより良くするためのデザインやテクノロジーについてまとめていきます。

ウィジェット

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    新世代エディターズファイル 越境する編集ーデジタルからコミュニティ、行政まで

    影山裕樹
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    フリーランス&“複"業で働く! 完全ガイド (日経ムック)

    一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
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    SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて

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    ソーシャルデザイン (アイデアインク)

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最近の記事

時間の主体的な管理とウェルビーイング

ハーバード・ビジネス・レビューに主体的な時間管理とウェルビーイングの関係についての記事が掲載されていました。 知識労働者と呼ばれる、ラップトップとインターネットがあればおおよその仕事ができる人々は、自分の時間を自由に管理できるようになってきました。 「時間管理」が主体的に可能になるということと、ウェルビーイングには密接な関係があると考えており、自分の会社のワークスタイルにオールリモートやフルフレックスを取り入れている理由のひとつです。 一方、自分で時間を管理する上で、ど

    • ウェルビーイングをつくりあう対話の実践を考える

      今回は、理事を務めているNPO法人soarが2024年12月6日(金)から実施する、全5回のオンライン連続講座のお知らせです。 「ウェルビーイングをつくりあう対話の実践を考える」をテーマに、様々な領域で活動する実践者から対話の技法を学び、参加者同士で人がウェルビーイングをつくりあうことできる対話のあり方について考える場を開きます。 オープンダイアログ、トラウマインフォームドケア、当事者研究、ワールドワーク、ジャーナリングなど、さまざまな実践者や専門家をゲストにお招きして、

      • 技術における社会的持続可能性

        先日、技術進歩によって広がるデジタルデバイドに関する問題意識について簡単に触れました。 この観点をさらに広げて捉えてみると、「テクノロジーにおける社会的持続可能性」というテーマに接続します。Spectrum Tokyoにて、北欧のデザインメディア DeMagSign の翻訳記事が掲載されていたので、そちらを引用。 同記事では、技術分野で社会的持続可能性を達成するために必要な3つの重要な原則として「包括性」「透明性」「意図性」を挙げ、原則にそっているかどうかをチェックするた

        • SNSの引越の難しさ

          Twitter(あえて、Twitter)のブロック機能が変更になるというので話題になってますね。 現在の「自分がブロックした相手は、こちらの公開投稿を見られずリプライも不可能」という仕様から「自分がブロックした相手は、こちらの公開投稿を確認可能になる」に変わるとのこと。 自分はあまりブロック機能は使っていないのですが、ブロック機能をつかってきた人にとって、この変更は受け入れがたいものだというのは想像に難くありません。 SNSは、どんどん見たくない、見てほしくないという欲

        時間の主体的な管理とウェルビーイング

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        • 小さな経営実践
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          122本
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          36本

        記事

          サブスクの解約を簡単にすることを北米企業に義務付けるルールが発表

          米連邦取引委員会(FTC)は10月16日、消費者が定期購読や会員登録を簡単に解約できるようにする法的拘束力のあるルール「Click to Cancel」を正式に発表しました。 このルールにより、販売者は消費者が登録するのと同じくらい簡単に登録を解約できるようにすることが義務付けられます。このルールは、米国で事業を行うすべての企業に適用され、違反した企業に対してFTCは法的措置を取ることができます。 FTCは昨年6月には、Amazonを「Amazon プライム」のキャンセル

          サブスクの解約を簡単にすることを北米企業に義務付けるルールが発表

          記憶や経験をアーカイブしてコンポスト化する

          NTT出版が運営する、人/自然/テクノロジーのつながりを問いなおし、新たな〈距離〉を考えるメディア「DISTANCE.media」でドミニク・チェンさんが執筆していた記事がとてもよかったのでメモ。 ジャーナリングを通じて、「わたし」の記憶を漬けることが、「記憶のケア」にもなり、「わたしたち」が立ち上がるということなど、様々な観点で語られています。 このnoteでは、コンテンツやメディアを中心に、自分の活動領域のヒントになりそうなところを引用して残します。 ドミニクさんの

          記憶や経験をアーカイブしてコンポスト化する

          Gemini for Google Workspaceが日本語にも対応

          日本語でも、「Google Workspace」のユーザーを対象に「Gmail」「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」「ドライブ」のサイドパネルで生成AI「Gemini」が利用できるようになりました。 「Gemini」のアイコンをクリックするとチャットウィンドウが表示され、アプリケーションやタブを切り替えることなく、ファイルの要約、分析、メール返信の生成といった作業が可能になります。 まだ使いこなせているとはいえませんが、Google Workspaceの各ツー

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          映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』

          サイコスリラー映画『ジョーカー』の続編、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を観てきました。前作の『ジョーカー』は、大きな話題になって、社会現象を巻き起こしたとも言われている作品です。 前作では、コメディアンを夢見る道化師のアーサー・フレックが、派遣ピエロとしてわずかな金を稼ぎながら、年老いた母親ペニーと生活を送るなかで、どのように「ジョーカー」となっていったのかが描かれていました。 今作の評判は今のところあまり良くはありませんが、個人的には前作と同様に良い作品だったと思いま

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          映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

          2024年10月4日から公開された映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を観ました。A24製作、アレックス・ガーランドが監督する作品で、2週連続全米1位を獲得した、ディストピア・アクションです。 この予告編を観た時から上映をずっと待ち望んでいました。A24が史上最高の製作費を投じたということもありますが、アメリカは2024年11月に大統領選挙を控えている、このタイミングの公開ということもあります。 もちろん、ハリス副大統領が選ばれるのか、トランプ前大統領が再選するのかと

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          地域の創造性をひらくプラットフォームの持続性

          東京・神田錦町に位置する様々な世代と地域が共創しながら、新たなビジネスや文化を生み出していく為の拠点施設「ちよだプラットフォームスクエア」の20周年記念イベントが開催されたのでお邪魔してきました。 「『これまでの20年、これからの20年』 〜文化・実験・創造性〜」と題して、これまでの歩みを振り返りつつ、次の20年でどのような実践が考えられるのかなどが語られました。 ちよだプラットフォームスクエアは、日本にまだ「コワーキング」や「シェアオフィス」という言葉が浸透していなかっ

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          新宿御苑内にできたコワーキングスペースを使ってみました

          今日は会社で半日のオフサイトミーティングを実施しました。会場につかったのは、今年の9月にできたばかりの「新宿御苑コワーキングスペース」。環境省が、所管の国民公園「新宿御苑」内で運営する施設です。

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          ICF チームコーチング・コンピテンシーの「チーム開発の手法」の一覧

          現在開催中のsoar Campusの連続講座「“私たち”が可能性を開くチームであるための知恵を学ぶ」の今週の回は「私たちが対立や葛藤に向き合い、よりよい関係性に変容していくために」がテーマでした。 この回では、バランスト・グロース・コンサルティング株式会社取締役、株式会社BLUE JIGEN代表取締役を務めるほか、認定プロセスワーカーとして活動する松村憲さんにゲストとしてお越しいただきました。 松村さんはこれまで、マインドフルネス、心理療法、コーチング、プロセスワークなど

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          小さな会社でビジネスケアラーのためにできることを考える

          自分が経営している会社の規模はとても小さいものですが、仕事をしながら介護に従事する「ビジネスケアラー」のためにどのようなことができるかについて考える機会が増えています。 経済産業省によれば、超高齢社会の日本において生産年齢人口の減少が続いていくなか、2030年時点ではビジネスケアラーの数は約318万人にのぼり、経済損失額は約9兆円と試算されているそうです。 社会における問題でもありますが、ひとりの経営者としても、生活における変化によって、仕事の選択肢が狭まってしまわないよ

          小さな会社でビジネスケアラーのためにできることを考える

          よい講座は共につくる

          運営するメディアでは、活動の積み重ねによって生まれたつながりや知識などを活かして、「講座」を開発しています。記事や音声などよりも、さらに深く知恵を共有するために、大切なコンテンツです。 講座をよりよいものにするためには、よい講師の方々に登壇いただくことはもちろん、意欲があって主体的な受講生の方々、講師や受講生のみなさんが快適かつ安心して学べるようにするための運営。これらのかけ合わせが欠かせません。 「創造実践学」などを専門とする慶應義塾大学の井庭崇教授は、探究学習をより有

          よい講座は共につくる

          本の買取、本の循環

          電子書籍で本を読む機会も多いのですが、最近は改めて紙の書籍で読むこともまた増えてきました。 ありがたいことに、気になる本は中古から新刊まで、尽きることなく出会うので、限られた本を紙で買っていても、部屋が本でいっぱいに。 物理空間の収納は限界があるため、本を手放していかないといけないのですが、個人的には買取などもなかなか手間でした。 近年は、本の買取と販売を行う、オンライン書店「バリューブックス」で買取をお願いしていて、かなり負担が減りました。 会員登録すると、ブラウザ

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          マルチステークホルダーとの合意形成と、新たな「あたりまえ」

          博報堂 執行役員 エグゼクティブ クリエイティブディレクター/博報堂ケトル ファウンダーの嶋浩一郎さんの著書『「あたりまえ」のつくり方 ——ビジネスパーソンのための新しいPRの教科書』を読みました。 誤解されて伝わることも多い、「パブリック・リレーションズ(Public Relations)」の本質を問い直し、PRの真髄をマルチステークホルダーとの「合意形成」として、その実践方法を紹介した内容です。 マルチステークホルダーとの合意形成を行い、これまでは「あたりまえ」でなか

          マルチステークホルダーとの合意形成と、新たな「あたりまえ」