モリジュンヤ

編集家。岐阜出身、東京在住。探究する、実践する、支援するの3つを軸に活動。インクワイア…

モリジュンヤ

編集家。岐阜出身、東京在住。探究する、実践する、支援するの3つを軸に活動。インクワイア代表・inquire.jp編集長、IDENTITY 共同代表、NPO法人soar副代表など。

マガジン

  • 小さな経営実践

    自然や文化、社会などさまざまなものからヒントを得ながら、それらにも価値を還元する経営に取り組むための思考や実践の記録です。

  • 現代編集論

    編集の新しい可能性を深化、探索における思索をまとめていきます。

  • 暮らしが仕事、仕事が暮らし。

    日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。

  • #編集 #ライター 記事まとめ

    • 1,647本

    編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。

  • インクワイアのナレッジシェア

    • 39本

    インクワイアが活動を通じて学んだ知識を集約・共有し、「ナレッジシェア」を行うマガジン。

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    新世代エディターズファイル 越境する編集ーデジタルからコミュニティ、行政まで

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    フリーランス&“複"業で働く! 完全ガイド (日経ムック)

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    SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて

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    ソーシャルデザイン (アイデアインク)

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最近の記事

「エージェンシー」:主体性を持って行動し、責任感を持って最後までやり遂げる能力

たまたま「エージェンシー」という言葉を調べていたら、この言葉が持続可能な社会の創り手となる子どもたちに身につけてほしい力の一つとして注目されていることを知りました。 OECD(経済協力開発機構)は、「教育とスキルの未来2030プロジェクト」を進め、2019年5月に「OECDラーニング・コンパス(学びの羅針盤)」を発表しています。 「エージェンシー」は、ラーニングコンパスにおける中心的な概念とされ、「変化を起こすために、自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力

    • ナレッジとコンテンツのマネジメント

      コーポレートブランディングのためのアプローチのひとつとして、自社のコンテンツ発信があげられます。ブランディングやリレーションの構築は、時間をかけて行うものでもあり、発信も継続して行わなければなりません。 継続して会社の発信を行うためには、会社がどのような経験をし、学びを経て、知識を蓄えているのかを把握する必要があります。その把握ができていなければ、発信するネタを探すのにも一苦労です。 企業の情報発信を強化することと、ナレッジマネジメントはセットで捉えて取り組めたほうがよい

      • 少しずつ日課を増やす

        9月も半ばになり、まだ暑い日は続いているものの、それでも真夏のピークは過ぎたように感じる。日中の日差しは相変わらず強力だが、朝や夜は外に出ても、熱気を感じるということはなくなった。 涼しくなってきたこともあり、毎朝30分ほどウォーキングするのが日課として定着してきた。アイスコーヒーを片手に一日の予定や考え事をしながら歩き、帰宅してストレッチをする。 2週間ほど続けてみて、心身の調子を整えやすくなった実感がある。1日のウォーキングの時間や歩数が大きく変動したわけではないのだ

        • ちょっとしたことから発信のネタを見つける

          情報発信を続けるためには、コンテンツのアイデアを常に考える必要があります。アイデアを見つけるための方法は、いくつかの選択肢があるとネタの枯渇が遠ざかります。ひとつの方法だけに頼るのではなく、さまざまな視点からインスピレーションを得ることが、継続的な発信の鍵。 ネタを見つける方法としては、自分の専門知識や経験をもとにすること、時事問題やトレンドをチェックすること、リサーチを重ねて新しい視点を探ることなど、さまざまなアプローチがあります。日々の生活からヒントを見つけるというのも

        「エージェンシー」:主体性を持って行動し、責任感を持って最後までやり遂げる能力

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        記事

          迷ったらやりたいかどうかを考える

          これから先、仕事をどうしていこうか悩んでいるという相談に乗ることがある。悩みが生じているときは、考える要素が多く、互いに関係し合ってしまっているために、考えがまとまらない状態に陥っていることが多い。 そんなときは、あえてシンプルな問いかけを行うことで、自分の足元を確かめてみることも大切だと思う。シンプルな問いかけとは、「そもそも、自分は頭に浮かべているものをやりたいのかどうか」だ。 人は、やらいたいけれどできそうなことの判断を優先しようとしたり、やりたいけれど収入に不安が

          迷ったらやりたいかどうかを考える

          原稿をプロトタイピングする

          プロトタイピングは、何かを作るときに「いきなり完璧なものを目指すのではなく、まずはざっくりした形を作ってみて、それをもとに修正や改善を重ねていこう」というアプローチです。 プロトタイプをつくることで、出来上がりのイメージがつかみやすくなったり、見落としていたポイントが早い段階で見つかったりします。関係者の認識を揃えながら、改善をどんどん行っていくために、プロトタイプを作ることは重要です。 ビジネスにおけるライティングを実施する際にも同様に「プロトタイピング」は重要だと考え

          原稿をプロトタイピングする

          様々な人を受容する会社「ソーシャル・ファーム」

          最近、「ソーシャル・ファーム」という言葉に触れる機会があり、軽く調べたのでメモがてら残しておきます。ソーシャル・ファームについては、以下のように説明されています。 上記の平尾昌也さんの論文によれば、ソーシャル・ファームの起源は、1970年頃に北イタリアの精神病院改革の結果として開始されたとされているそうです。(ちょっと時代が違いますが、精神病院を閉鎖したイタリアで起こった実話を基に描いたヒューマンドラマ作品『人生、ここにあり!』と通じるところもありそう?) イタリアで始ま

          様々な人を受容する会社「ソーシャル・ファーム」

          ファクトチェックを持続可能にするためにできることは

          先日、Metaが日本でも第三者ファクトチェックプログラムを開始することについてブログで触れました。生成AIの普及などにより、インターネット上での誤情報の拡散はおさまることなく、この先も問題であり続けるはず。 一方で、選挙や政治、公衆衛生、気候変動など幅広い言説が正しいかどうかを検証するファクトチェックを担う機関の運営は難しく、岐路に立たされているようです。 運営が難しくなる要因は、資金難や対面での脅迫や電子メールでの嫌がらせ、名誉毀損による提訴への対処などの外部からの圧力

          ファクトチェックを持続可能にするためにできることは

          受け取る通知をコントロールする

          なにかをしようとしていて、通知がポップアップされると、それに注意が奪われてしまい、それに対応しているうちに、そもそも何をしようとしていたのかを忘れてしまい、思い出すのに時間がかかってしまう、なんて経験はありませんか? さまざまなアプリやWebサイトから、「通知をオンにします。よろしいですか?」と確認されるようになりました。アプリやWebサイトの運営側からすると、通知を行うことで継続してアクセスしてもらいたいと考えるのが自然なので、そうなるのは理解できます。 ただ、受け取る

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          止めずに書き続ける

          先日取材したイベントでは、「ジャーナリング」がワークとして行われていました。 ジャーナリングは「書く瞑想」や「書くマインドフルネス」とも呼ばれ、その特徴である「止めずに書き続ける」という行為は、発想や思考を整理する手段としても有効です。 私たちは、つい考えたことをそのまま書こうとしてしまいますが、実際には「書く」という行為そのものが思考を進めたり、整理したりする効果を持つことがあります。むしろ、そのような効果の方が多いのかもしれません。 自分の中で思考や感情にブレーキを

          止めずに書き続ける

          個人の全体と部分、複数の法人と個人の部分の重なり

          仕事に対する熱量が高いとき、人は会社と自分を同一視する傾向があります。起業家などは特にその傾向が強く、日夜仕事のことを考えていても苦じゃないことも珍しくありません。 これは活動のエネルギーにもつながりますが、長続きする状態とも言えません。たとえば、業績が良くないときには、自分自身も成長できていない、価値がないように感じられてしまうことも起こります。 これを避けるためには、会社と自分の同一視から脱却し、適切な距離での付き合い方を見出していく必要があります。 法人と個人が一

          個人の全体と部分、複数の法人と個人の部分の重なり

          目的としての移動

          今日は取材で長野へ日帰り出張。ちょっと交通の便がよくない場所で、往復で6〜7時間はかかり、移動の多い日でした。移動距離が多いと、普段はリモートワークで自宅で仕事をしているのもあって、少し疲れます。 ただ、移動は不便ばかりではありません。リモートワークはとても便利で快適なのですが、日々の変化が少なく、伴って得られる刺激も少なくなってしまいます。自分でも気づかないうちに、発想や思考が制限されてしまっていてもおかしくありません。 長距離の移動は、目や耳から得られる情報が変わり、

          目的としての移動

          A24による子ども向けの映画紹介本『Hey Kids, Watch This!』

          数々の魅力的な映画を送り届けてくれるアメリカの配給・製作会社「A24」。「A24が配給するなら」ということで劇場に足を運ぶことも珍しくありません。個人的には今年の10月に公開予定の『CIVIL WAR(原題)』やコジマプロダクションとの共同製作による「DEATH STRANDING」の実写映画化なども楽しみにしていて、注目の会社です。 そんなA24が子ども向けに『Hey Kids, Watch This!』というタイトルの映画紹介本をつくって販売もしているようです。内容は、

          A24による子ども向けの映画紹介本『Hey Kids, Watch This!』

          移住希望者のためのオンラインコミュニティ「オダワラボコミュニティ」をCommuneで開設

          コミュニティサクセスプラットフォーム「Commune(コミューン)」と、カスタマーサクセスマネジメントツール「SuccessHub(サクセスハブ)」を提供しているコミューン株式会社の提供するCommuneが神奈川県小田原市が運営するオンラインコミュニティ「オダワラボコミュニティ」に導入されたそうです。 「オダワラボコミュニティ」は、すでに移住した人や移住検討者が、小田原市での暮らしについて情報交換ができるオンラインコミュニティ。同コミュニティでは、風景の写真や各エリアの魅力

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          プロジェクトに関わる余白、「中空」をつくる

          昨日からsoar Campusの「“私たち”が可能性を開くチームであるための知恵を学ぶ」講座がスタートしました。僕も回によってはゲストにインタビューする役として参加しています。 初回は、「私たちがプレイフルなチームになるために」というテーマで、いろいろとご一緒したことのある丑田俊輔さんをゲストにおよびして、いろいろとお話を伺いました。 内容の細かい話はお伝えできないものの、話していくつか面白いキーワードがあったので、メモ的に残しておこうと思います。 プロジェクトは生命体

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          コミュニティと会社

          「コミュニティ」という言葉を耳にする機会が増えています。ビジネスシーンでも、「コミュニティの重要性」が語られる場面は多く見られます。 本来、コミュニティとは、特定の地域(村、町、地方など)で、共通の風習や伝統、言葉づかいなどによって形成される共同生活の領域を指します。しかし、実際には「本来はアソシエーションと呼ぶべきでは?」と思われるものも、コミュニティと呼ばれていることがしばしばあります。 アメリカの社会学者マッキーバーは、社会集団を類型化し、アソシエーションをコミュニ

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