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暮らしが仕事、仕事が暮らし。

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日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。
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長野県上田市の裏通りで開催される蚤の市&マーケットイベント「261」

「PARaDEでいこう!」のツアーに参加した翌日、ちょうど長野県上田市の裏通りで開催されている蚤の市&マーケットイベント「261(にーろく市)」を見学してきました。 裏通りにある「26bldg.(ニィロクビルヂング)」を中心に、周辺の古くて味のある建物やレトロな雰囲気の裏通りに、古道具、古着、古本、クラフト、雑貨などが出店してました。 どんな品物が出店されているかを見るのも楽しいですが、上田市の裏通りにはいろいろとレトロな建物をつかったお店や空間もあり、まち歩きも楽しめま

良い仕事に触れる

顧客としてなんらかのサービスを受ける際、そこに仕事の姿勢や価値観が滲むと思います。良い仕事だなぁと感じられるものに触れると、自然と自分も頑張らなくてはと背筋が伸びる。 業種や業態は違えど、たまたま一日のうちに複数の良い仕事に触れる機会がありました。そんな日は、一日の終わりに「良い日だったなぁ」と感じられるのだと気付かされました。 自分も誰かにとっての良い仕事を重ねて、清々しい気持ちになってもらえるようにしていきたいものです。

自然という幻想と再野生化の間

この数年、最低でも年に一度はリトリートに行きます。仕事や生活から離れた環境で過ごす時間があると、内省や発見につながるので、大切な時間です。 今回訪れたリトリート施設は、カントリークラブを引き継いだものでした。かつてはゴルフコースだった場所がリトリート用に作り変えられており、施設内には馬や鶏がいました。 時間帯によってはエリア内で過ごしている馬たちに触れることもできました。 人間のレジャーのための施設だったところで、動物たちが過ごしている。その様子を見て、あまり利用されて

職場の人間関係が家庭にも影響するという調査結果

「職場の人間関係が従業員の成長に影響を与える」という調査結果をマサチューセッツ大学アマースト校のモリーン・ペリー=ジェンキンス教授が発表していました。職場での体験は、従業員本人だけでなく、その人を取り巻く周囲の人たち、とりわけその子どもに大きな影響を与えるとのこと。 MIT組織学習センター共同創始者のダニエル・キム氏によって、提唱されたモデル「成功の循環(Theory of Success)」でも、組織における関係性の重要度は語られてきました。 重要なのは、この関係性の影

インクワイアで初めての社員合宿を実施しました

先週末は、インクワイアで会社として初めての社員合宿を実施しました。 普段はオールリモートの働き方ではありますが、身体性や直接話すことの価値も大切にしたいとの考えから、合宿という形式で実施してみました。 開催したことによる発見も多々あり、今後もなんらかの形で機会をつくりだしていきたいと思います。

少しずつ、日常の当たり前を塗り替える

今日のお昼は住人が全員家に居たので、揃ってご飯を食べることになった。 平日のお昼に揃ってご飯を食べる。それぞれ独立してはたらいているからこそ可能なことだ。 平日の昼間というと、忙しなく働いているイメージがある。そのため慣れない人は、落ち着かないかもしれないが、いざやってみるとこれが案外楽しい。 未知である間は言いようのない不安を感じてしまうのが人間なのだが、一度体験すると既知に変わる。既知に変わった途端、「なんだこんなものか」という感想を抱く。 「こういうのもありなん

あきらめない戦略

僕が起業家の取材をするようになって、もうそろそろ5年が経つ。29年生きてきて、そのうちの5年を費やしているのだから、そこそこの時間をかけてきていると言えそうだ。 何事もそうなのかもしれないが、継続して取材していることで見えることが無数にある。起業家という生き方は特に、継続して話を聞くことで、面白さが増していく。 会社が上り調子のときはメディアも持て囃すし、人も好意的に自分たちのことを見てくれる。だが、一度下がり調子になると周囲の反応はなかなか冷たい。それこそ、手のひらを返

勇気をもらえる文章に触れる

一口に文章と言っても色々ある。事実を淡々と伝えるもの、ストーリーを語るもの、コミカルなもの、人を馬鹿にしたようなもの、挙げていくときりがない。 いろんな書き手が、いろんなことを書く。インターネットが登場してから、人の目に触れる場所に登場する文章の量は格段に増えた。 僕は誰がどんな文章を書こうと、それに対してとやかく言うつもりはない。個人の自由だし、みんなが同じような文章を書いていたらつまらないから。 だけど、自分の限りある時間の中で、触れる文章は選びたいと思っている。中

移動によって得られる発見

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人は”人”にお金を払う

『ばらかもん』という漫画が好きで、新刊が発売されるのを楽しみに待っている。”ばらかもん”とは、五島列島方言で「元気者」という意味だそうだ。 『ばらかもん』は、有名書道家の息子である主人公が、自分なりの書道を見つけるべく、東京から遠く離れた島で生活するところから始まる。 自然からインスピレーションを受けて作品を書く様や、島の人たちと交流することで人間的に成長する姿が描かれている作品だ。 魅力的なキャラクターが数多く登場するので、楽しく読んでいくことができるのだけれど、見逃

僕が子どもたちのためにできること

最近、知人・友人に子どもが生まれることも増え、数年前と比べて配慮しなくてはいけないな、と考えることも増えてきた。自分たちでイベントを開催するときには、赤ちゃんを連れてきても大丈夫、と伝えるようにしてる。 会場に赤ちゃんがいると、グループワークをしているときなど、とても癒される。参加者も自然と笑顔になって、赤ちゃんが持つ癒やしの力は本当にすごいと感じさせられる。 カナダには、「ルーツ・オブ・エンパシー(ROE)」という教育プログラムが存在する。このプログラムは、生後2〜4ヵ

少しずつ増える地元のための時間を楽しむ

GWの連休で2、3日のわずかな期間、地元に帰っている。僕の地元は、岐阜県の美濃加茂市という人口5万人強の街だ。 かつては江戸時代の五街道のひとつ中山道が通っていた場所で、「太田宿」と呼ばれた宿場だった。今でも、宿場町としての面影も残している。 宿場街の面影を感じる街並みが街の中心でありつつも、そこから車ですぐアクセスできるところに山と川がある。山のほうに行くと、ニホンザルやホタルが見られる。けっこう立派な自然がある。 歴史の残り香と豊かな自然が共存する街だと、今は思う。

目標の高さと現在地、二点を結ぶ自分の行動を振り返る

登山漫画『岳 ―みんなの山―』を手がけた石塚真一が描くジャズ漫画『ブルージャイアント』が面白い。 舞台の始まりは、仙台市。仙台といえば、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」というジャズフェスが有名。街のあちこちでジャズが演奏される市民音楽祭だ。 この街で、日々をなんとなく過ごしていた高校生がジャズに目覚め、のめり込んでいくストーリー。 毎回、コミックの巻末にはその巻にキャラクターが未来の姿で登場し、”当時”の主人公に関する思い出を振り返るシーンが収録されている。この

誰からも頼まれない仕事をすることで未来の仕事を作る

スマイルズ創業者の遠山正道さんが語っていることだ。これは僕が大切にしている考え方のひとつ。 誰かからお願いされる仕事というのは、すでにニーズが顕在化しているもの。多くの人が「これは仕事になる」と気づいている領域だということだ。 もちろん、こうした仕事をすることも重要ではある。けれど、自分で仕事を作り出していきたいと考えてる人は、これだけでは足りないと、僕は思う。 自分で仕事を作っていくためには、誰もやりたがらない、もしくはやろうとしない領域を開拓して、自分なりの価値を生