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暮らしを編む

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日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。
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記事一覧

リベラル・パラドックス

最近考えていることについて、答えがあるわけではないですが、メモ的に。 アメリカの大統領選が終わって、トランプ次期政権の候補が続々とメディアで報じられていますが、前のトランプ政権のときと比べると、政権人事は不安が大きいですね…。 ただでさえ、大統領選と同時に実施された連邦議会選でも共和党が多数派となり、大統領職と上下両院の多数派を共和が占める「トリプルレッド」となりました。 大統領が掲げる政策を進めやすくなる体制になることに加えて、政権人事が現状のまま進むとなると、州が強

日常の人間らしさを記録するドキュメンタリー

普段、テレビ番組を見る機会はあまりないのですが、実家にいるときはリビングで家族が見ている番組を一緒に視聴することがあります。滞在中に『鶴瓶の家族に乾杯』と『ドキュメント72時間』の2つの番組を見る機会がありました。 この2つの雰囲気は異なりますが、とある日常の様子を、できるだけそのまま撮影して番組にしている点が共通しています。最近は、こうしたドキュメンタリー的な映像に面白さを感じることが増えました。 「ドキュメンタリー」とは、もともとは「ドキュメント」が語源で、特定の主題

儲けのバランス

そごう・西武が、2025年元日の都内西武4店を休業にすると発表しました。日本百貨店協会によると、東京都内で元日営業する主要百貨店はゼロになるとのこと。 元日の百貨店は最も売上が伸びる時期だそうですが、従業員が家族と過ごす時間を確保できるようにするために、休業という意思決定になっています。 絶対にそのほうがいいと個人としては思いますが、経営者としては儲けられるとわかっていながら、他の大切なことを考慮してその選択をしないというのもなかなか難しいこと(もちろん、規模は全然違うの

「聴く」を習う

「聴き方」って、どこかで習うようなことではないですよね。けれど、「聴く」というのは日常のあちこちで行うことであり、他者にも影響を与えるもの。 国立成育医療研究センターが10月31日に発表した内容によると、保護者や教員が声を聴いてくれていると子ども自身が感じていると、生活の質(QOL)が高くなることが分かったそうです。 それくらい「聴いてもらえている」と相手が感じることは、相手の状態に影響を与えるんですよね。これは子どもを対象にしたものだけでなく、大人を対象にしたインタビュ

地域の記憶

岐阜県の焼き物で知られるエリアである多治見・土岐・瑞浪を舞台にしたアートプロジェクト「ART in MINO 土から生える2024」に行ってきました。このアートプロジェクトはこれが第二回目。 第一回の「土から生える」展が開催されたのは2008年。第一回では、山から掘り起こされた粘土を精製し、成形・施釉・焼成する焼物産業の分業制各種の場や陶芸作家の陶房を選び出して作品設置を試みたそうです。 当時の展示では、キックオフから打ち上げ宴会の様子まで、写真作家の山田亘さんが記録写真

価値ある建物を長く保つ

愛知県犬山市にある明治建築を保存展示する野外博物館・テーマパーク「博物館明治村」に行ってきました。地元では有名なスポットなのですが、なかなか行く機会がなく、大人になって初めて行けました。 当日はあいにくの雨。ちょうど『文豪ストレイドッグス』とのコラボイベントを開催中でした。文豪ストレイドッグスは、アニメを途中まで視聴して止まっているので視聴を再開しないと…。 明治村について事前にほとんど情報をインプットせずに行ったのですが、重要文化財や国の登録有形文化財などを移築して修復

ものを長く使いたいと思う自分に整える

ものをつくる際の環境負荷を下げる、使わなくなったものを修理して使い続ける、使わなくなったものを誰かにゆずる、使わなくなったものを再利用する、資源化するなど、環境に配慮したものに対する向き合い方は変わってきています。一人ひとりが生活の場面で取り組みやすいのは、長く使いたいと思う自分に整えていき、実践することではないでしょうか。 「ロングライフデザイン」を掲げて活動してきたD&DEPARTMENTが、「デザイン」を名乗らない新しい“ロングライフデザイン”の提言である「ロングライ

時間の主体的な管理とウェルビーイング

ハーバード・ビジネス・レビューに主体的な時間管理とウェルビーイングの関係についての記事が掲載されていました。 知識労働者と呼ばれる、ラップトップとインターネットがあればおおよその仕事ができる人々は、自分の時間を自由に管理できるようになってきました。 「時間管理」が主体的に可能になるということと、ウェルビーイングには密接な関係があると考えており、自分の会社のワークスタイルにオールリモートやフルフレックスを取り入れている理由のひとつです。 一方、自分で時間を管理する上で、ど

新宿御苑内にできたコワーキングスペースを使ってみました

今日は会社で半日のオフサイトミーティングを実施しました。会場につかったのは、今年の9月にできたばかりの「新宿御苑コワーキングスペース」。環境省が、所管の国民公園「新宿御苑」内で運営する施設です。

本の買取、本の循環

電子書籍で本を読む機会も多いのですが、最近は改めて紙の書籍で読むこともまた増えてきました。 ありがたいことに、気になる本は中古から新刊まで、尽きることなく出会うので、限られた本を紙で買っていても、部屋が本でいっぱいに。 物理空間の収納は限界があるため、本を手放していかないといけないのですが、個人的には買取などもなかなか手間でした。 近年は、本の買取と販売を行う、オンライン書店「バリューブックス」で買取をお願いしていて、かなり負担が減りました。 会員登録すると、ブラウザ

リブランディングが出会いのきっかけに

今日は新横浜駅のお土産コーナーでパッケージの可愛らしさに惹かれて、実家のお土産にと「フランセ」のお菓子を買いました。 実家について中身を開けてみたら、紙袋や包装紙、個包装までクリエイティブが統一されていて、これは誰が手掛けているのだろうと。 少し調べてみたら、もともとは戦後まもなく渋谷の洋菓子店からはじまった「横濱フランセ」が、2016年に60周年を迎えた際に「フランセ」としてリブランディングしたものでした。 このリブランディングの背景には、お菓子メーカー「シュクレイ」

少しずつ日課を増やす

9月も半ばになり、まだ暑い日は続いているものの、それでも真夏のピークは過ぎたように感じる。日中の日差しは相変わらず強力だが、朝や夜は外に出ても、熱気を感じるということはなくなった。 涼しくなってきたこともあり、毎朝30分ほどウォーキングするのが日課として定着してきた。アイスコーヒーを片手に一日の予定や考え事をしながら歩き、帰宅してストレッチをする。 2週間ほど続けてみて、心身の調子を整えやすくなった実感がある。1日のウォーキングの時間や歩数が大きく変動したわけではないのだ

ちょっとしたことから発信のネタを見つける

情報発信を続けるためには、コンテンツのアイデアを常に考える必要があります。アイデアを見つけるための方法は、いくつかの選択肢があるとネタの枯渇が遠ざかります。ひとつの方法だけに頼るのではなく、さまざまな視点からインスピレーションを得ることが、継続的な発信の鍵。 ネタを見つける方法としては、自分の専門知識や経験をもとにすること、時事問題やトレンドをチェックすること、リサーチを重ねて新しい視点を探ることなど、さまざまなアプローチがあります。日々の生活からヒントを見つけるというのも

迷ったらやりたいかどうかを考える

これから先、仕事をどうしていこうか悩んでいるという相談に乗ることがある。悩みが生じているときは、考える要素が多く、互いに関係し合ってしまっているために、考えがまとまらない状態に陥っていることが多い。 そんなときは、あえてシンプルな問いかけを行うことで、自分の足元を確かめてみることも大切だと思う。シンプルな問いかけとは、「そもそも、自分は頭に浮かべているものをやりたいのかどうか」だ。 人は、やらいたいけれどできそうなことの判断を優先しようとしたり、やりたいけれど収入に不安が