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地域の創造性をひらくプラットフォームの持続性

東京・神田錦町に位置する様々な世代と地域が共創しながら、新たなビジネスや文化を生み出していく為の拠点施設「ちよだプラットフォームスクエア」の20周年記念イベントが開催されたのでお邪魔してきました。

「『これまでの20年、これからの20年』 〜文化・実験・創造性〜」と題して、これまでの歩みを振り返りつつ、次の20年でどのような実践が考えられるのかなどが語られました。

ちよだプラットフォームスクエアは、日本にまだ「コワーキング」や「シェアオフィス」という言葉が浸透していなかった2004年に誕生。「非営利型株式会社」「ソーシャルイノベーション」「多拠点居住」など、時代のキーワードを先取りして活動をしてきたパイオニアです。

時代ごとの問いかけとキーワード

ちよだプラットフォームスクエア的な次の問いかけは、循環型社会や地方と都市の共創、共助の再発明など。これまで投げかけてきた問いかけも、いまだ重要な問いであるものも多く、いかに先駆者として活動してきたのかが伺えます。

先を見据えつつ活動を継続していくためには、ロングタームで地域のコンテンツではなくプラットフォームを評価するための基準をどう設定するか、またステークホルダーといかに合意形成するか、も重要になります。

わかりやすい成果が見えない場合、民間が主体となって20年にわたって施設を維持することは困難。ちよだプラットフォームスクエアは、公民連携で試行錯誤してきたからこそ、この年数活動を継続できたともいえそうです。

パネルトークでは、ゲストのみなさんがどうしたら持続的に地域のプラットフォームとして、その土地の創造性を解放するための実験を重ねていけるのかについて議論が展開されていました。答えが見えているわけではありませんが、いろいろとヒントがもらえた気がします。


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