モリジュンヤ

社会編集家。「編集で社会をひらき、編集の可能性をひらく」をテーマに探究と実践。inqu…

モリジュンヤ

社会編集家。「編集で社会をひらき、編集の可能性をひらく」をテーマに探究と実践。inquire Inc.代表、inquire.jp編集長として、幅広い事業体の経営を、編集とデザインで支援しています。岐阜県美濃加茂市出身、東京在住。

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記事一覧

スモールビジネスのバイブル─『ビジネスを育てる 新版』

園芸ガーデニング商品を専門とするカタログ・小売企業「スミス&ホーケン」を設立した起業家、ポール・ホーケン氏の著書『ビジネスを育てる 新版』を読みました。 約40年…

モリジュンヤ
3か月前
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徒弟制度と自己実現

会議やチームコミュニケーションを考える仕事メディア「Agend」にて、ソニックガーデンの倉貫義人さんへの「徒弟制度」についてのインタビュー記事が公開されていました。 …

モリジュンヤ
3か月前
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フィンランドの非営利団体が運営するテキスト文化のための多機能スペース「The House of Text」

YouTubeの「本チャンネル」で、フィンランド語で「Tekstin Talo」、英語で「The House of Text」と呼ばれる施設を取材した様子が紹介されていました。 こちらの場所は、テ…

モリジュンヤ
3か月前
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セルフマネジメントに認知行動療法を活かす

認知療法・認知行動療法(CBT)は、認知に働きかけて気持ちを楽にする心理療法の一種。うつや不安症、パニック障害などの症状の軽減のために用いられる手法ですが、この手…

モリジュンヤ
3か月前
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読者が補える情報はタイトルに含めない

以前、記事のタイトルやリードを考える際の基本的なステップについて紹介しました。こちらでは端的にWhat to sayを考えた上で、How to sayを考えましょう、ということをお…

モリジュンヤ
3か月前

コンテンツにナラティブの力を用いるかどうか

以前、こちらのブログでは、朝日新聞での西田亮介さんのコラムを踏まえて、企業の情報発信におけるエピソード主体の記事の扱い方や「機能のジャーナリズム」について触れま…

モリジュンヤ
3か月前
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スモールビジネスのバイブル─『ビジネスを育てる 新版』

園芸ガーデニング商品を専門とするカタログ・小売企業「スミス&ホーケン」を設立した起業家、ポール・ホーケン氏の著書『ビジネスを育てる 新版』を読みました。 約40年にわたって読まれてきたというスモールビジネスについてのバイブルの復刊であり、クラシコムの代表である青木耕平さんが「最も強く長期間にわたって影響を受け続けた書籍」として解説を寄せていました。 著者の経験を踏まえつつ、ビジネスを小さく始めて育てていく上での考え方や姿勢について綴られた内容。とても数十年前の内容とは思え

徒弟制度と自己実現

会議やチームコミュニケーションを考える仕事メディア「Agend」にて、ソニックガーデンの倉貫義人さんへの「徒弟制度」についてのインタビュー記事が公開されていました。 上司と親方は異なり、人材を育てるためには親方と弟子の関係、徒弟制度を取り入れるといいのではないかという話。個人的にこの文脈での「人が育つ」というのはプロフェッショナルな職人としての成長という意味合いだと理解しました。 個人的には、スキルを教えるための徒弟制度や親方と弟子的な関係については、以前から関心を持って

フィンランドの非営利団体が運営するテキスト文化のための多機能スペース「The House of Text」

YouTubeの「本チャンネル」で、フィンランド語で「Tekstin Talo」、英語で「The House of Text」と呼ばれる施設を取材した様子が紹介されていました。 こちらの場所は、テキスト文化のための多機能スペースとも呼ばれる場所で、作家協会や翻訳者協会など出版関連の業界団体や小さな出版社が20以上集まって、共同で大きな施設を借り、オフィスやイベントスペースとして活用しているそうです。 テキスト文化に関わる末端のような立場で仕事をしている身として、この空間は

セルフマネジメントに認知行動療法を活かす

認知療法・認知行動療法(CBT)は、認知に働きかけて気持ちを楽にする心理療法の一種。うつや不安症、パニック障害などの症状の軽減のために用いられる手法ですが、この手法は日頃の生活にも活かせるところが多々あります。 こちらの本では、セルフケアワークと合わせて、CBTの基礎的なことが紹介されていました。 CBTでは、認知モデルの4要素として、「認知」「行動」「感情」「身体の反応」が挙げられています。人間は自分の中で、自分以外の「環境」から影響を受けて、これらの4つの要素が互いに

読者が補える情報はタイトルに含めない

以前、記事のタイトルやリードを考える際の基本的なステップについて紹介しました。こちらでは端的にWhat to sayを考えた上で、How to sayを考えましょう、ということをお伝えしています。  記事のタイトルに含められる文字に限りがあるため、情報量を絞り込む必要があります。では、What to sayやHow to sayの情報をどのように絞り込むのか。 その考え方のひとつが、「読者が脳内で補える情報は削ぎ落とす」というもの。ちょうど、フィルムアートさんの脚本に関す

コンテンツにナラティブの力を用いるかどうか

以前、こちらのブログでは、朝日新聞での西田亮介さんのコラムを踏まえて、企業の情報発信におけるエピソード主体の記事の扱い方や「機能のジャーナリズム」について触れました。 先日、朝日新聞にこちらの西田さんのコラムを踏まえてのオンラインインタビューの記事が掲載されていたので、こちらも読んで考えたことをメモ的に。 ナラティブと「ヒューマンインタレスト(human interest)」の違い、ナラティブとデータの相互補完の必要性等について触れられています。人ものや人情ばなしとして、