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徒弟制度と自己実現

会議やチームコミュニケーションを考える仕事メディア「Agend」にて、ソニックガーデンの倉貫義人さんへの「徒弟制度」についてのインタビュー記事が公開されていました。

上司と親方は異なり、人材を育てるためには親方と弟子の関係、徒弟制度を取り入れるといいのではないかという話。個人的にこの文脈での「人が育つ」というのはプロフェッショナルな職人としての成長という意味合いだと理解しました。

個人的には、スキルを教えるための徒弟制度や親方と弟子的な関係については、以前から関心を持っていて、6年ほど前にはHuuuuの柿次郎さんの呼びかけで開催した「パラレル親方」などにも参加していました(懐かしい)。

自分が代表を務めている会社もプロフェッショナルスキルを必要とする事業を営んでいるので、スキルを含めて人をどう育成するかというのは長年のテーマです。

一方、「人材育成」というテーマでは、誰かが正解を教えるという形ではなく、個人の自己実現につながることを目指して、サポートしていくようなあり方も存在感を増しています。最近まで受講していた「EDUCATORS」における人材育成は後者ですね。

個人的には、後者のような組織のあり方や人の育ち方にも強い関心を持ってきました。これまでは、前者と後者の「人材育成」の考え方を自分のなかでしっかりと整理できておらず、設計にも反映できていなかったという反省があります。

自分が目指す組織のあり方を考えていく上で、以下のふたつをどのように捉え、どのように織り交ぜながら取り入れていくのかに向き合わなければなりません。

  1. 個人の自己実現を支える上司

  2. 職人としての成長を促す親方

これらの葛藤というか悩み、実践例と合わせて、先日このブログでも紹介した『ミンツバーグの組織論』を読んだことで目指す組織の方向性がぼんやりと見えてきそうな感じがしています。


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