モリジュンヤ

社会編集家、inquire代表。コンテンツやプロジェクト、マネジメントの編集が仕事。科学技術、デザイン、文化、地域、ビジネスなど、よりよい未来につながる活動を探究し、取材や企画をして様々な形で発信するのがライフワーク。

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記事一覧

SubstackのNotes機能を試してみる

文化資源学と文化経営学

「発信」が誰かの変容につながった瞬間

オフラインとオンラインを混ぜてイベントを編集する

「プルーラリティ(Plurality)」は、社会で「共に存在すること」を可能にする土台

自然という幻想と再野生化の間

SubstackのNotes機能を試してみる

ニュースレターなどのコンテンツ配信プラットフォーム「Substack」は4月から短い文章や画像を投稿できる新サービス「Substack Notes」を一般公開してます。 Substackは長文のニュースレターや記事投稿、音声配信などが可能なプラットフォームでしたが、そこに短い文章や画像を介したコミュニケーションを行なえる新しい仕組みが追加されました。 Substackは個人のニュースレターは配信していないのですが、インクワイアとしてのニュースレターを配信しているので、いろ

文化資源学と文化経営学

東京大学大学院人文社会系研究科に「文化資源学」という学問領域があるんですね。打ち合わせの相手の方が春からそこの文化経営学コースに通っているとのことで、ついつい盛り上がってしまいました。 ここ1年ほど、デジタルアーカイブやコミュニティアーカイブ、文化人類学、オーラルヒストリーなどのテーマに関心を持っていたこともあり、この学問領域はかなり気になります。 今年度から社会人大学院生になっている知り合いも多く、忙しいそうではありますが、楽しそうです。30代後半、40代は新たに大学院

「発信」が誰かの変容につながった瞬間

記事を書くようになって、10年以上が経ちました。長いのか、短いのかはわかりませんが、あっという間だったような気がします。 発信をするというのは、受け取る人がいて初めて意味を持ちます。どれくらいの人に届いたのかも大事ではありますが、どれだけ届いたのかを大事にしたいもの。 ふと思い立って、note内で検索をかけてみたところ、これまでに僕が書いた記事を読んで、なにかしらの影響を受けたという人が、そのことをnoteに書いてくださっているのを何件も見つけました。 その記事はビュー

オフラインとオンラインを混ぜてイベントを編集する

GW、みなさんはいかがでした?鉄道も飛行機もコロナ前の混雑具合に戻ったようですね。 WHOもコロナの緊急事態宣言の終了を発表しており、名実共にアフターコロナへと突入していきそうです。 GW前から、少しずつオフラインのイベントや新しいスペースのオープンの知らせが届くようになってきています。 実際に足を運んでみると、オフラインだからこその情報量や偶然性などを発見する機会も多く、しばらくオフラインへの揺り戻しが発生しそうです。 場を編集することについては4年ほど前にもnot

「プルーラリティ(Plurality)」は、社会で「共に存在すること」を可能にする土台

現代社会では「多様性」という言葉が使われますが、その背景にある重要な概念の一つに「プルーラリティ(Plurality)」があります。この言葉は「複数性」「多様性」「共存」といった意味を持ち、異なる背景や価値観を持つ人々が、互いを認め合いながら共存する社会の在り方を表しています。 プルーラリティとはプルーラリティという概念の背景には、20世紀に活躍した哲学者ハンナ・アーレントの思想があります。アーレントの考え方では、プルーラリティは単なる「違い」ではなく、私たちが社会で「共に

自然という幻想と再野生化の間

この数年、最低でも年に一度はリトリートに行きます。仕事や生活から離れた環境で過ごす時間があると、内省や発見につながるので、大切な時間です。 今回訪れたリトリート施設は、カントリークラブを引き継いだものでした。かつてはゴルフコースだった場所がリトリート用に作り変えられており、施設内には馬や鶏がいました。 時間帯によってはエリア内で過ごしている馬たちに触れることもできました。 人間のレジャーのための施設だったところで、動物たちが過ごしている。その様子を見て、あまり利用されて