モリジュンヤ

社会編集家。科学技術、デザイン、文化、地域、ビジネスなど、よりよい未来につながる活動を探究し、取材や企画をして様々な形で発信するのがライフワーク。編集デザインファーム inquire代表、IDENTITY共同代表、NPO法人soar副代表など経営実践と、法人や個人の経営支援。

モリジュンヤ

社会編集家。科学技術、デザイン、文化、地域、ビジネスなど、よりよい未来につながる活動を探究し、取材や企画をして様々な形で発信するのがライフワーク。編集デザインファーム inquire代表、IDENTITY共同代表、NPO法人soar副代表など経営実践と、法人や個人の経営支援。

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記事一覧

2024年の振り返り

コンテンツのプロトタイピング

映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』

コンテンツをリバースエンジニアリングする

オウンドメディアにも「共創」が必要

数年越しの初めまして

2024年の振り返り

はやいもので今年も、もう残り僅か。年越しが近づくと「年の瀬」という言葉を使いますが、この「瀬」という言葉には、「急な流れ、流れの早いところ」という意味が込められています。ということは、年の瀬は年の流れが早いところを意味する言葉ということですね。 年の瀬は流れの早さだけでなく、街の様子や自分自身の物事の感じ方なども変化して、時間の質も変わるように感じられます。一年の振り返りをするにはとてもいい時間なので、1年の振り返りを残しておこうと思います。 もがき続けた2024年昨年末

コンテンツのプロトタイピング

「プロトタイピング」とは、プロダクトやサービスの試作モデルをつくり、それをもとに、検証を重ねながら柔軟に軌道修正することで、より顧客満足度の高い製品などを開発する手法やプロセスのことを指します。 コンテンツづくりも「ものづくり」と捉えると、プロトタイピングが不可欠。コンテンツも試作段階を経ることで、磨きをかけられ、関係者との目線をあわせていきやすくなります。 特に、過去に例のない新しいコンテンツづくりに着手する際は、事前にどのようなものをつくるのかの目線合わせが欠かせませ

映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』

フィンランドのヘルシンキから1時間ほど離れた場所にカルッキラという町があります。長らく鉄鋼の町として続いてきたここで、今は使われなくなった鋳物工場を活用して、はじめての映画館「キノ・ライカ」がオープンしました。 この映画館の共同経営者であり、この町出身の映画監督であるアキ・カウリスマキをフィーチャーした初めてのドキュメンタリー映画が上映されているということで、ユーロスペースに観に行ってきました。 小さな町の映画館がどのようなものなのかを観たいと考えていたのですが、カルッキ

コンテンツをリバースエンジニアリングする

新しくメディアを立ち上げるとき、当然ですがまだ自分たちのメディアにはコンテンツがありません。そのため、どんなコンテンツを作ればよいか、関係者でイメージをすり合わせるところから始める必要があります。 抽象的なイメージだけでは、関係者間での目線が合いにくい。そこで、参考となるコンテンツを外部でピックアップし、具体的な要素を洗い出すことで、“目指すコンテンツ”の輪郭をはっきりさせていきます。 既存のコンテンツを、いわば「リバースエンジニアリング」して、つくりたいコンテンツのイメ

オウンドメディアにも「共創」が必要

近年、企業が向き合う課題は複雑になっています。複雑で矛盾した変化する要件を把握するのが困難なため、解決が難しい問題は「厄介な問題(やっかいなもんだい、wicked problem)」なんて呼ばれることもありますね。 こうした課題を解決するうえで一つの企業で取り組むことが困難になっており、企業は多様なステークホルダーとの「共創」を通じて新たな価値を創出する取り組みが重要になっています。 こうした流れは、事業開発などの領域に限らず、企業のオウンドメディアにおいても立ち上がって

数年越しの初めまして

今日は4年ほど継続しているプロジェクトでご一緒している人と、はじめて対面で会う機会がありました。 長年、オンラインでコミュニケーションを進めている相手と対面で会う際、初めてのはずなのに初めて会ったという感覚はほとんどないんですよね。オンライン中心でプロジェクトを進めていると、こんな経験も珍しいことではなくなってきています。 リモートワークは働き方の柔軟性や自由度を高めてくれるワークスタイル。なかにはオフィスに回帰する動きもありますが、様々な人がそれぞれの土地で暮らしながら