「フリーランスでなければならない」という理由
フリーランスから会社員に転職するという人がこの5年で3倍に増加しているというニュースが日経新聞に掲載されていました。安定を求めて、会社員に回帰しているとのこと。
この背景には、フリーランスの競争激化や、ジョブ型雇用やリモートワークの浸透によって会社員でもフリーランスとして働くメリットが受けられるようになったことなどが挙げられるようです。
後者の点は、自由な働き方が可能な会社を経営していると感じる点でもありますね。フルリモートで、フルフレックス、副業可であれば、フリーランスに近い働き方もできます。この条件が揃う会社はまだ多くはありませんが。
前者の点は、懸念として大きい部分でしょうね。技術発展や環境の変化も激しく、常に新しい知識やスキルを身に着け、仕事を獲得できるようにコミュニケーションなどにも注力しなければなりません。
(似たような内容について6年ほど前にブログを書いてました)
長くフリーランスとして活動を続けていこうとするなら、10年、20年とその日々を重ねていくことになります。現時点では対応できても、年齢を重ねて体力が落ちても同じように動けるか…と不安を感じる人もいるでしょう。
インボイス制度のような負担が増加するような制度が施行されることもありますし、フリーランス保護新法のような安定した取引のための制度が設けられたからといって、良い影響ばかりになるとも言い難い。
フリーランスを取り巻く環境は大きく変化していますが、こうした変化にも適応しながらフリーランスを続ける人には、「フリーランスでなければならない」という理由が必要になると思います。
その理由が能動的なものか、受動的なものかは人によるかもしれませんが、フリーランスでなくともいい、という人はいずれかのタイミングで会社員に戻る選択をするほうが安定して働けそうです(会社員だから安定、というわけではないという面もありますが…)
フリーランスでなければならない理由がある人は、なんとか変化に適応しながらサヴァイブを続けていくことになりますが、頑張っていきましょう。