モリジュンヤ

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「重要なことは、すでに起こった未来を確認することである。すでに起こり元に戻ることのない変化、しかも重大な影響をもつことになる変化でありながら、未だ認識されていないものを知覚し、かつ分析することである」──ピーター・ドラッカー『すでに起こった未来』 自らを社会生態学者と名乗っていたドラッカーは、人間によってつくられた人間の環境に関心をもち、社会生態の観察によって未来を予測するのではなく、すでに起こった未来を見つめようとしていたそうです。 編集という営みの興味深い点は、この社会生態にふれることだと考えます。社会のあちこちで起きていることを観察し、つながりを見出し、つなぎ合わせ、新たな関係性や意味を創出していく。 このメンバーシップでは、筆者が日々の編集活動を通じて、仕事や働き方、社会や未来などについて発見したこと、思索したことを共有していきます。 私の探究を応援していただけたら嬉しいですし、メンバーのみなさんが探究していることについても教えてもらえたら嬉しいです。共に未来を探究をしていく知的共創のための場所にできたらと思います。
記事一覧
見慣れた風景が変わる瞬間を捉える
8月16日の朝、「台風が接近中」という天気予報もよくに見ないで自転車で出かけた。
取材やら打ち合わせの予定がほとんど渋谷だったため、効率が良いだろうと考えたからだ。
外出して少しすると、いつも通る道玄坂にやたらと歩行者が多いことに気づく。
「なるほと、これがお盆明けか」などと考え、さして気にしていなかったのだが、後から聞いたところどうやら田園都市線が止まってしまっていたようだ。
ノートに書き出すことで考えを頭の外に出す
少し前に、「プロセスワーク」と呼ばれる手法を活用したコーチングを体験してきた。
「プロセスワーク」というのは、プロセス指向心理学とも呼ばれる、人間の心理、身体症状、精神病、昏睡状態、人間関係、グループ、組織、社会の問題などの広範囲の問題に関わる心理学的な取り組みのこと。
プロセスワークでは精神的な問題や身体症状、関係性、グループ、社会問題などが、単に問題として捉えるだけではなく、それらの中に相