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技術における社会的持続可能性

先日、技術進歩によって広がるデジタルデバイドに関する問題意識について簡単に触れました。

この観点をさらに広げて捉えてみると、「テクノロジーにおける社会的持続可能性」というテーマに接続します。Spectrum Tokyoにて、北欧のデザインメディア DeMagSign の翻訳記事が掲載されていたので、そちらを引用。

テクノロジーにおける社会的持続可能性は、技術の進歩がコミュニティや個人のウェルビーイングを損なわないようにすることを意味します。これは、倫理的配慮、包括性、そして社会全体への長期的な影響を考慮に入れたバランスの取れたアプローチを必要とします。

同記事では、技術分野で社会的持続可能性を達成するために必要な3つの重要な原則として「包括性」「透明性」「意図性」を挙げ、原則にそっているかどうかをチェックするためのツールとして、企業が現在の実践を評価し、改善すべき分野を特定する「SST(Social Sustainability in Tech)リフレクションホイール」を紹介しています。

こうした概念やツールを参照しながら、技術とユーザーとの間のギャップを埋め、「テクノロジーにおける社会的持続可能性」を実現するためになにができるのかは考え、実践していかなければなりません。

今年の「HCD-Netフォーラム2024」のメインテーマは、「デザインと倫理」ということで、こうした場でもいろいろと議論や対話が行われそうです。こうした場に参加しつつ、こうした場を少しずつ増やしていく活動をしていきたいと思います。

(宣伝コーナー)

宣伝①:今回記事で引用した「Spectrum Tokyo」が主催するデザインフェスティバルにインクワイアもスポンサーとして微力ながら応援をしています。デザインに関心のある方はぜひチェックしてみてください。

宣伝②:インクワイアが運営するデザインメディア『designing』では、デザインと倫理に関する連載をお届けしています。テーマに関心のある方は、ぜひこちらも読んでみてください。


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モリジュンヤ
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