「聴く」を習う
「聴き方」って、どこかで習うようなことではないですよね。けれど、「聴く」というのは日常のあちこちで行うことであり、他者にも影響を与えるもの。
国立成育医療研究センターが10月31日に発表した内容によると、保護者や教員が声を聴いてくれていると子ども自身が感じていると、生活の質(QOL)が高くなることが分かったそうです。
それくらい「聴いてもらえている」と相手が感じることは、相手の状態に影響を与えるんですよね。これは子どもを対象にしたものだけでなく、大人を対象にしたインタビューやワークショップ等でも近しいことが言えると思います。
聴くという行為や書くという行為を活かしている活動としては「聴き書き」を思い浮かべます。
普段、仕事で人の話を聴いて、書いてということに関わっているわけですが、これらの行為を仕事に活かすだけでなく、汎用的なものにしていけないかなと常日頃考えています。
理事を務めているNPOであるsoarで実施した「ライフストーリーを聴く」の講座は、その一環でもあります。
ひとつの形に限らず、さまざまな形で「聴く」や「書く」についての可能性をひらいていきたいと考えているので、小さく実践につなげていこうと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートいただけたらその分、執筆活動等に充当させていただきます!