モリジュンヤ

編集家、マネジメントエディター。岐阜県出身。個人、組織、社会の変容のために、経営、技術…

モリジュンヤ

編集家、マネジメントエディター。岐阜県出身。個人、組織、社会の変容のために、経営、技術、デザイン、文化、環境など多様な領域を横断的に探究しつつ、活動しています。インクワイア代表取締役、IDENTITY 取締役、NPO法人soar副代表。

マガジン

  • コンテンツ感想ログ

    本、映画、アニメ、マンガなどの覚書。体験したもののメモのようなものです。

  • 暮らしが仕事、仕事が暮らし。

    日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。

  • #編集 #ライター 記事まとめ

    • 1,611本

    編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。

  • ポスト・ライフハック

    このマガジンでは日常生活をより良くするためのスキルや考え方、道具についてまとめていきます。

  • インクワイアのオープン社内報

    • 38本

    編集するクリエイティブカンパニー、インクワイアについてのお知らせや活動内容、メンバーによるコラムなどをまとめたオープン社報です。 URL: https://inquire.co.jp/

ウィジェット

  • 商品画像

    新世代エディターズファイル 越境する編集ーデジタルからコミュニティ、行政まで

    影山裕樹
  • 商品画像

    フリーランス&“複"業で働く! 完全ガイド (日経ムック)

    一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
  • 商品画像

    SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて

  • 商品画像

    ソーシャルデザイン (アイデアインク)

記事一覧

映画『マウリポリの20日間』

この週末は映画『マウリポリの20日間』を観に行きました。ロシアがウクライナ侵攻を開始した後、ミスティスラフ・チェルノフ監督がAP通信のチームと共にマリウポリで集めた…

モリジュンヤ
9時間前
3

顧客としてのスタンス

週末、土曜の夜にちょっとしたトラブルがあり、これは困ったと思ってカスタマーサポートに問い合わせ。「こんな時間に回答してもらえるかな…」と思いつつ、すぐに返信をも…

3

情報環境における「ウサギの穴効果」の問題

欧州委員会は、InstagramとFacebookの仕組みに中毒性があり、未成年者の健康を損なうと問題視しており、5月16日に追加調査を行うと発表しました。 問題点として指摘されて…

2

ChatGPTのMacアプリがでました

OpenAIが5月14日にChatGPTのMacアプリを公開しました。chat.openai.comにアクセスしてダウンロードリンクが表示されれば利用できます。現時点で、利用できるユーザーはPlus…

7

流域という自然の住所に触れられる、「YAMAP 流域地図」がリリース

登山アプリ「YAMAP」を提供する株式会社ヤマップが、日本全国の流域を網羅した3Dデジタルの「YAMAP 流域地図」をリリースしました。 普段利用する地図は、人間が作った行…

1

デジタル庁が自治体ごとのDX推進状況を可視化するダッシュボードを作成

デジタル庁が総務省と協力して、自治体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取組状況を可視化するダッシュボードを公開していました。 総務省が策定している自治…

10

ボランティアとインタープリテーションの交点

先週の日曜は、国立西洋美術館で初となる現代アートの展覧会「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家た…

9

飛騨高山に地域から世界につながる未来を共創する大学「CoIU(仮称)」が設立される

飛騨高山にて、未来を担う人材の輩出を目指し、多様な民間団体と自治体が協力して2024年4月の大学設置に向けて取り組んでいます。現在、「Co-Innovation University(仮称…

4

お仕事の依頼について

私と「一緒に仕事をしてみたい」と考えてくださっている方向けに、こちらのページを用意しました。少しでもご検討の参考になれば嬉しいです。略歴などのプロフィールはこち…

2

「ステートメント」を書くために

「パーパス」の重要性が声高に叫ばれる中で、多くの企業が掲げる方針、約束、声明、宣言などの「ステートメント」の重要性は増しているように感じられます。 一方で、こう…

7

『話し方の戦略』から「話す」と「書く」を学ぶ

YouTubeやPodcastなど、商談や登壇以外にも話す機会は増えているように思います。一方で、「話し方」を学ぶ機会は増えていません。というか、学ぼうと思ってもどこで学んだ…

5

文章から「論理バグ」をなくすために

「ビジネスでは論理的思考が重要」なんて今さら言うようなことでもありません。が、「言うは易く行うは難し」の典型のようなもので、論理的に考えるというのはなかなか難し…

3

プロジェッタツィオーネに学ぶ、「控えめな創造力」

東京ミッドタウン・デザインハブで開催されていた『PROGETTAZIONE (プロジェッタツィオーネ) イタリアから日本へ 明日を耕す控えめな創造力』に行ってきました。 展示タイ…

3

プロジェクトの編集に挑戦する

昔からインクワイアの仕事を手伝ってくれている編集者の岡田くんが新しいプロジェクトを始めました。インディペンデントに活動する音楽アーティストを総合的に支援するミュ…

「自己検閲」を外すライティングプロセス

書籍『自分の「声」で書く技術――自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける』を読みました。この書籍のなかで紹介されていたライティングプロセスを経てみようと思い、…

モリジュンヤ
4週間前
20

質問いただくことも多かったので、インクワイアの仕事をまとめました。

内容更新しつつ、わかりやすくまとめていきます。なにかお仕事のご相談があればいつでも!

https://note.com/inquire/n/n1cab667e220d

モリジュンヤ
1か月前
1

映画『マウリポリの20日間』

この週末は映画『マウリポリの20日間』を観に行きました。ロシアがウクライナ侵攻を開始した後、ミスティスラフ・チェルノフ監督がAP通信のチームと共にマリウポリで集めた映像を編集した作品です。 マリウポリでの出来事はニュースで断片的にしか知ることができていませんでしたが、本作ではチェルノフ監督とチームがロシア軍に包囲された街から脱出するまでの20日間の様子がまとめられています。 正直、爆撃される街の様子、街なかで横たわる死者、病院に運び込まれる民間人、子どもを失って慟哭する親

顧客としてのスタンス

週末、土曜の夜にちょっとしたトラブルがあり、これは困ったと思ってカスタマーサポートに問い合わせ。「こんな時間に回答してもらえるかな…」と思いつつ、すぐに返信をもらえて、無事解決できました。 普段利用しているサービスのほとんどは、休日でもカスタマーサポートに問い合わせると、すぐ対応してもらえます。本当にすごい。問い合わせるようなときはかなり困っている状態なので、すぐに対応してもらえるのは非常にありがたいこと。顧客体験やカスタマーサクセス等の取材をすることもあり、こうした役割を

情報環境における「ウサギの穴効果」の問題

欧州委員会は、InstagramとFacebookの仕組みに中毒性があり、未成年者の健康を損なうと問題視しており、5月16日に追加調査を行うと発表しました。 問題点として指摘されているのは、アプリ上で「おすすめ」を閲覧すると、アルゴリズムによって似たようなジャンルのコンテンツばかりが表示され、未成年者の関心が狭まるのではというもの。この現象は「ウサギの穴効果」と呼ばれ、TikTokも同様の指摘がされています。 こうした情報環境は、ユーザー自身の考え方や価値観の「バブル(泡

ChatGPTのMacアプリがでました

OpenAIが5月14日にChatGPTのMacアプリを公開しました。chat.openai.comにアクセスしてダウンロードリンクが表示されれば利用できます。現時点で、利用できるユーザーはPlusプランの購読者のみのようです。 インストールすると、キーボードからショートカットでChatGPTを立ち上げられます。現状はiPhoneアプリと同様の機能みたいですね。Macアプリを立ち上げるとこんな感じ。 ChatGPTといえば、新しいAIモデルの「GPT-4o」を発表して、ス

流域という自然の住所に触れられる、「YAMAP 流域地図」がリリース

登山アプリ「YAMAP」を提供する株式会社ヤマップが、日本全国の流域を網羅した3Dデジタルの「YAMAP 流域地図」をリリースしました。 普段利用する地図は、人間が作った行政区分で捉えていますが、流域地図では水の流れを基礎とした“流域”で表現しています。「流域」とは「雨水が川に集まる大地の地形」を指すそうです。 情報として整理する上では、行政区分は重要ですが、実際に暮らしていると行政区分を意識する瞬間は少ないですよね。とはいえ、自分が暮らしている土地の流域がどうなっている

デジタル庁が自治体ごとのDX推進状況を可視化するダッシュボードを作成

デジタル庁が総務省と協力して、自治体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取組状況を可視化するダッシュボードを公開していました。 総務省が策定している自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画では、自治体におけるDXの推進体制の構築のために必要な取組や、重点的に取り組むべき事項をまとめています。このダッシュボードは、事項ごとの取り組み状況を可視化しているというもの。 例えば、都道府県のDX進捗状況_都道府県比較を見てみると、以下のようになります。こち

ボランティアとインタープリテーションの交点

先週の日曜は、国立西洋美術館で初となる現代アートの展覧会「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」の会期最終日に滑り込み。 展示会を紹介しても参加ができないのですが、内容についてはTokyo Art Beatのこちらのレビューが詳しいのでこちらをどうぞ。 「これまでの枠組みを問う」「どのように枠組みを問い直すのか」というのは、美術館に限らず、社会の至るところで求められている態度のように感じら

飛騨高山に地域から世界につながる未来を共創する大学「CoIU(仮称)」が設立される

飛騨高山にて、未来を担う人材の輩出を目指し、多様な民間団体と自治体が協力して2024年4月の大学設置に向けて取り組んでいます。現在、「Co-Innovation University(仮称)」という名前の大学です。 飛騨古川駅東エリア内にキャンパス設置し古民家等も活用して街全体で学ぶ環境を予定しているそうですが、このキャンパスだけでなく、全国13のエリアに拠点を持ち、地域課題を現場で学べるようにするとのこと。 特定のキャンパスだけで学ぶのではなく、学生が世界の都市を移動し

お仕事の依頼について

私と「一緒に仕事をしてみたい」と考えてくださっている方向けに、こちらのページを用意しました。少しでもご検討の参考になれば嬉しいです。略歴などのプロフィールはこちらにまとめています。 ご依頼いただく内容もいろいろとありますが、以下のように分類できるかと思います。 アドバイザリーやコンサルティング契約 コンテンツやイベントの企画支援 執筆や寄稿など インタビュアーとして取材実施 ゲストやモデレーターとしてイベント登壇 取材や出演の依頼 がっつりとハンズオンで支援す

「ステートメント」を書くために

「パーパス」の重要性が声高に叫ばれる中で、多くの企業が掲げる方針、約束、声明、宣言などの「ステートメント」の重要性は増しているように感じられます。 一方で、こうしたステートメントをどう表現するかについての発信は多くはありません。What to SayとHow to Sayであれば、ほとんどがWhat to Sayについての言及です。 そんななか、コピーライター・クリエイティブディレクターの岡本欣也さんの著書『ステートメント宣言。』は、参考になる視点をいくつか与えてくれる書

『話し方の戦略』から「話す」と「書く」を学ぶ

YouTubeやPodcastなど、商談や登壇以外にも話す機会は増えているように思います。一方で、「話し方」を学ぶ機会は増えていません。というか、学ぼうと思ってもどこで学んだらいいかわかりませんよね。 「話し方を学ばないとなぁ」と感じている人に、『話し方の戦略』はおすすめです。話し方トレーニングサービス「kaeka」を提供する株式会社カエカ代表の千葉さんの著書。 コアとなるメッセージの整理から、話す順序、声の出し方など、すぐにでも参考にできる内容も多いのに、何度も繰り返し

文章から「論理バグ」をなくすために

「ビジネスでは論理的思考が重要」なんて今さら言うようなことでもありません。が、「言うは易く行うは難し」の典型のようなもので、論理的に考えるというのはなかなか難しい。 論理的思考の本は多々ありますが、こちらの書籍はなかでも起こりやすい「論理バグ」をピックアップし、なぜ起こるか、どう対処するかを紹介している書籍でした。 ライターに限らず、文章を書く時間の多い人はなおさら読んだほうがいい書籍だと思います。仕事柄、文章をレビューする機会は多いのですが、パッと見は問題なさそうでもロ

プロジェッタツィオーネに学ぶ、「控えめな創造力」

東京ミッドタウン・デザインハブで開催されていた『PROGETTAZIONE (プロジェッタツィオーネ) イタリアから日本へ 明日を耕す控えめな創造力』に行ってきました。 展示タイトルにもなっている「プロジェッタツィオーネ(Progettazione)」とは、イタリア語で「プロジェクトを考えて、実践すること」を意味する言葉。「Design」という用語が一般的でなかった第二次大戦後のイタリアでは、プロジェッタツィオーネがデザイン哲学。 プロジェッタツィオ

プロジェクトの編集に挑戦する

昔からインクワイアの仕事を手伝ってくれている編集者の岡田くんが新しいプロジェクトを始めました。インディペンデントに活動する音楽アーティストを総合的に支援するミュージック・インキュベーター「B-Side Incubator」です。 岡田くんはすでにアカデミック・インキュベーター「DeSilo」のプロジェクトも仕掛けており、また違った切り口での活動となります。 こうしたプロジェクトは個人の問いや探究テーマ、問題意識から立ち上がります。プロジェクトとしてまとめあげて、社会に問い

「自己検閲」を外すライティングプロセス

書籍『自分の「声」で書く技術――自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける』を読みました。この書籍のなかで紹介されていたライティングプロセスを経てみようと思い、書籍の感想ログを書いてみました。 「文章を書く」「ライティング」という行為について考える。この言葉は人によって抱くイメージが異なる。「何を書くのか」によって違うのだ。そのため、ライティングについて悩みや課題を抱えているとして、その解決につながるものが何になるかは異なってくる。 クライアントの依頼を受けて、目的を達成

質問いただくことも多かったので、インクワイアの仕事をまとめました。 内容更新しつつ、わかりやすくまとめていきます。なにかお仕事のご相談があればいつでも! https://note.com/inquire/n/n1cab667e220d