現代編集論

77

専門性のあるメディアで書くライターに必要な業界の「相場観」

ブックライターの上阪 徹さんは『文章は「書く前」に8割決まる』の中で、こう書かれていました。 世間や会社など、文章を読む相手が、どのくらいの相場感覚を持っているか、それをできるだけ理解してから文章を書いたほうがいい。 文章を届けたいと思っている人たちには何が起きていて、何に関心が…

起業家を取材するという仕事

inquireはいろんなメディアの運営に携わりますが、コミュニティをベースにしたメディアが多く、フィールドワークをしているような気持ちでコミュニティに溶け込みながら、その中での情報の媒介役を担っています。 媒介役となるために、そのコミュニティについて理解を深めて、同じ言語でコミュニケー…

メルカリマガジンに見る、アプリがメディアを運営することの価値

メルカリが新たに個人の好きなものを応援するライフスタイルWebマガジン「メルカリマガジン」を公開しました。 この動きに対して、メディアの可能性に関して考えることがあったので、メモ書き程度にまとめておこうと思います。「こんな可能性もあるかも」程度の話なので参考までに。 メルカリはオウ…

「問い」を共有する記事をつくる

UNLEASHでは、新しい記事の書き方にいろいろとトライしてみています。 こちらは「SMOUT」という移住のプラットフォームが海外移住にも対応したというニュースを紹介するコラムです。 海外移住が当たり前になっていく中で、自らのアイデンティティはどこに帰属するのか、という疑問がここ数年頭の中を…

「インターン」と「アルバイト」という言葉が持つ先入観

inquireではインターンを募集していて、説明会などもしていますが、大学3年生や4年生からの応募がほとんどです。 学生と話していて面白いのは、「インターン」という言葉を使うか、「アルバイト」という言葉を使うかで、印象に大きな差が生まれること。 インターンは、就活のタイミングで経験を増や…

inquireの編集者が大事にしたいスタンスをまとめました

良いコンテンツ、良いメディアを作るためには、関わっている人がモチベートされている状態である、とinquireでは考えています。 プロジェクトが増え、メンバーが増えていく中でも、同じようにコンテンツやメディアに関わる人がモチベーション高く活動できるようにしたい。 そのために、編集チームで…

主体性ある読者と、ゆっくり関係を築くメディアに。桂大介さんと語るsoarが果たすべき役…

自分のSNSのタイムラインは、社会の縮図ではないんだよね 先日、友人とこんな会話をしました。 タイムライン上でよく目にする議題が、世間一般においても“ホットな話題”かというと、必ずしもそうではないということです。SNSでは興味関心の似た人たちをフォローするため、タイムラインは言わば自分…

「問い」と「プロセス」をコンテンツ化する

インタビューメディア『カンバセーションズ』のリニューアルイベントにお邪魔してきた。会場には、久しぶりにお会いする人から、よく会う人まで様々な人が集まっていた。 立ち上がった当時から、僕は『カンバセーションズ』のコンセプトが好きだった。普段、インタビューをされている人たちが、インタ…

第1回:「組織の編集」と「編集の組織」

ライター、編集者、コンサルタント、事業パートナー、運営者として多様なメディアに携わってきた著者。連載初回は、「メディア」を取り巻く環境変化と、「編集と組織」に対する自身の問題意識を語る。 「メディア」に生じている変化 「メディア」が出版社や放送局の特権だった時代は終わりを告げ、い…