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2024年の振り返り

はやいもので今年も、もう残り僅か。年越しが近づくと「年の瀬」という言葉を使いますが、この「瀬」という言葉には、「急な流れ、流れの早いところ」という意味が込められています。ということは、年の瀬は年の流れが早いところを意味する言葉ということですね。

年の瀬は流れの早さだけでなく、街の様子や自分自身の物事の感じ方なども変化して、時間の質も変わるように感じられます。一年の振り返りをするにはとてもいい時間なので、1年の振り返りを残しておこうと思います。

もがき続けた2024年

昨年末のブログには、「なんとか回復してきた手応えがあるので、来年は改めて健やかに挑戦していける1年にしたいと思います」といったことを書いていたのですが、1年経った今振り返ると、全然回復できていなかったですね。

(ここで書いた仕事などについてもいろいろ変化がありましたが、また年明けに目標と合わせて書こうと思います)

2023年の不調は、朝起きれない、日中も予定のある時間以外は起きていられない、不意に希死念慮に襲われるなどの、精神的な不調が続いていました。通院して薬を処方してもらって服薬しながら、仕事はなんとか対応していく日々でもありました。2023年の年末には、不調は緩和して、通院の必要性もなくなっていたので、たしかに回復していた実感が自分にはあったのだと思います。

2023年では思うように仕事ができなかったことで、2024年には蓄積した負債を解消して新しい状態を目指していくための挑戦が必要だと考えていました。「回復はしているのだから」「いろいろと挑戦しないと」という気持ちだけが空回りして、なにかをしようとしてもうまく動けない時間が続きました。自分のコンディションに加えて、経営状況の課題などが重なると、なかなか安定した状態をつくることも難しく、足元がおぼつかない日々。

振り返ると、思うように行動できなかった要因はいくつか思い浮かびます。

たとえば、状況的にはなにかをしなければならないのに、以前のように新しいことを始めていくことができないことへの戸惑いや苛立ちがつのっていき、悪影響をもたらしていた。

また、不調の期間、休まずにだましだまし仕事をしていたことで、思うような結果やパフォーマンスを出せない時期が続き、それが「自分にはできる」という自己効力感を削っていってしまった。

加えて、自分がなにかを始めていこう、大変なことがあっても活動を継続していこう、こんな未来を目指そうという際に必要なエネルギー、心理的リソースが不足してしまっていた。

こうした要因が複数ある状態で、無理やり活動しようとしてもうまくいくわけもなく、2024年はあがき続ける日々を過ごす1年でした。秋から冬に変わりはじめた頃には、自身の状態は改善の兆しを見せ、年末を迎えている今は回復してきている実感があります。

とはいえ、昨年も回復してきている、と書いていたので、マシになっている、くらいの自覚で過ごそうと考えています。

回復のために行動したこと

さて、年内はとにかくいろいろと試しながらもがいていたので、なにが回復に効いたのかについては、あまり整理できていませんでしたが、振り返ってみると、大きく以下の要素の組み合わせが重要だったのではと考えています。

  1. 自分から自分への期待を下げる

  2. 自己効力感を少しずつ取り戻す

  3. コンディションを自覚して整える

これらが組み合わさったことで、心理的リソースの拡充につながっていったのだと感じています。

自分から自分への期待を下げる

まず、過去の自分のイメージに縛られ、それを取り戻そうとしたり、現在とのギャップに失望したりするのではなく、自分から自分への期待を下げ、現在の自分を受容することが出発点でした。気持ちの問題、捉え方の問題でもありますが、これをやらなければ、その後の行動が伴わなかったと思います。

自己効力感を少しずつ取り戻す

そのうえで、自己効力感を少しずつ取り戻すために、自分で決めたことを実践する、新しいことを学ぶなどに取り組みました。

たとえば、春頃からブログを毎日更新するようにしたこと。テーマや質は一旦棚上げして、とにかく更新することを意識して継続しました。年末時点では230日ほど更新を続けられていて、このまま来年も継続したいと思います。

あとは、英語学習。英語コーチングサービスの「90 English」を春先から半年受講していました。毎日の宿題を進めつつ、毎週のセッションをしつつ、英語学習をなんとか進めたことで、3ヶ月おきのテストでの点数も右肩で伸びました。英語学習も来年も継続していきたいと考えています。

また、今年は経済情報のインプットも例年より多めに行いました。株式市場に関しての理解を深めたかったという考えから、投資の経験値を増やそうと考えたことがきっかけになり、投資をしながら、日々の経済情報のチェックを行いました。投資成績は負けでしたが、世界経済や日本経済についての知識がついてきたので、ここも来年も継続していきたいことです。

自分への期待を下げなければ、行動が始められなかったり、途中で止まっていたかもしれません。現状の自分を受け入れ、「こんなもんだ」という姿勢で着実に継続したことで、少しずつ自己効力感を取り戻すことにつながった気がします。来年は目標も設定しながらトライしていきたいところ。

コンディションを自覚して整える

こうした自分個人で継続して取り組むことを進めながら、食事や睡眠、散歩などの軽い運動が適切に行われるように日々の生活に気を配り、コンディションを整えられるようにしました。

合わせて大切にしていたのが、自分のコンディションをセルフチェックすること。日々、不調の内容は移り変わっていくのですが、どんな不調があるのか、その不調の原因は何になりそうか、そのケアのためにはなにができるか、現状のコンディションからどれくらいなら活動できそうか、といったことを考えるのが日常になりました。

生活面も含めて、継続した活動を少しずつ増やしてきた1年でした。来年も、少しずつ日課や習慣を増やしていけたらと思います。

来年に向けて

これらの大きく3つの回復のための活動を進めてきたことで、少しずつ歯車が噛み合うようになってきた実感が得られるようになりました。

引き続き、自分のコンディションを整えることに注力しつつ、2025年は今年できなかったチャレンジを行ったり、新たにチャレンジしたいことに取り組んだりする1年にしたいと考えています。

「EDUCATORS」という人材育成者としてのリテラシー&スキルを身につけられるプログラムの受講した際に、「パーソナルビジョン」的なものを考える必要性に触れました。

その後、数ヶ月ほどかけて少しずつ自分にとってのビジョンの輪郭が見えてきたように感じています。これらの方向性や2025年の目標は、また年明けにでもまとめて書こうと思います。


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モリジュンヤ
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