インクワイア、2023年の振り返り
ここ数年、年末の振り返りができていなかったのですが、久々に振り返りのエントリを書きました。自身が代表を務めるインクワイアにおけ1年の動きをダイジェスト的にまとめたものです。こうして挙げていくと今年もいろいろありました。
インクワイアでは、自社事業のinquire Labと、クライアントワークを行うinquire Studioの両輪で活動しています。順番に、それぞれの動きを記載していきます。
inquire Lab
いくつか展開している自社プロジェクトたちそれぞれで今年は新たな動きがありました。
inquire.jp
自社のメディアプロジェクトを社名と同じに変更し、ロゴを統合しました。このメディアがインクワイアにとってのフラッグシップとなれるよう、来年も継続して運営に取り組んでいきます。
今年はあまり運営に力を入れられなかったものの、ご縁があって「Lifestance EXPO」さんにメディアパートナーとして伴走させていただきました。イベントの文脈をできるだけ伝えられる企画となるよう、当日のレポートだけでなく、プレインタビューやリフレクションインタビューも合わせて制作しました。
また、メディア運営を通じて掴んだ重要なテーマをより深く伝えるための「講座」というパッケージにもチャレンジしました。今年はリーダーシップをテーマにした回をひとつだけ。来年は、開催する回数を少しずつ増やせるようにしたいと考えています。
UNLEASH
元々、インクワイアのメディアプロジェクトは「UNLEASH」という名称だったのですが、この名称は「モノ」をメディアとして捉えてアプローチするプロジェクトの名称として引き継ぎました。
プロジェクトとしては価値探索フェーズなので、プロダクトのキュレーションや小さなイベント、ちょっとしたものづくりなど、いろいろと試してみた半年でした。もうしばらく探索フェーズが続きそうですが、モノというメディアだからこそできそうなことを模索していけたらと考えています。
designing
デザインメディア『designing』は、今年コミュニティづくりに向けたアクションを始めました。「ANY」というイベントや、法人パートナー制度を開始しています。
これまで通りメディアとして、デザインの可能性を探究する発信は続けつつ、その探究を共にするコミュニティづくりにもう少し注力していく予定です。スケールするメディア運営というより、ニッチメディアとして質を高め、共創的な活動ができるようにしていく予定です。
Featured Projects
クリエイティブやデザインに関する領域では、今年会社として初めての大型イベント「Featured Projects 2023」も開催しました。おかげさまで約4800名の方がお越しくださり、盛況となりました。
Featured Projectsは来年も5月にイベントを開催予定です。デザインカンファレンスを開催するまでの期間には、「デザインコミュニティの現在地」と題したイベントなども開催しています。
会社としての体力を考えると、大きなイベントではありますが、クリエイティブエコノミーを盛り上げていくこと、その担い手であるクリエイターを支援していくこと、そしてその先に人々のクリエイティブコンフィデンスを刺激していくこと。これらはインクワイアにとって重要なテーマです。
経営資源のマネジメントをする力を上げつつ、Featured Projectsに限らずいくつかの活動を育てていけるようにしていきます。
inquire Studio
ちょうど一年ほど前になりますが、inquire Studioとしての事例の発信を始めました。まだ発信できていない事例もありますが、今後はどのような事例があるのか、どのようにアプローチしているのかといったこともお伝えできるようにしていきたいと考えています。
別エントリにはなりますが、今年1年の実践を踏まえて来年の問いとしたいことをまとめました。こちらもぜひご覧ください。
個人的には、今年は不調が続いた1年でした。同時に、小さな会社の経営者としての学びに溢れた1年でもあります。この学びはまた別途まとめられたら。
年末が近づき、なんとか回復してきた手応えがあるので、来年は改めて健やかに挑戦していける1年にしたいと思います。それでは、良いお年をお迎えください。