フィードバックのガイドラインを共有する
仕事において率直なフィードバックを相互に行うことはとても大事。率直なフィードバックは、個人と組織が成長するために重要です。
頻繁に率直なフィードバックをし合うことで、チームや組織全体のスピード感があがり、成果がでる。新しいことに挑戦し、学習し続けるために、フィードバックは欠かせません。
『NO RULES』の中で、Netflixではフィードバックのガイドラインを「4A」と名付けていると紹介されていました。
互いにガイドラインを認識しながら、フィードバックをする側と受ける側の双方がフィードバックに対して向き合うことが必要。「4A」を参考にしつつ、社内用にまとめたフィードバックのガイドラインをシェアします。
フィードバックのガイドライン
相手を助けようという気持ちで(Aim to Assist)
前向きな意図を持ってフィードバックしよう
感情を吐き出そうとしたり、自分の立場を強くするためではない
相手自身、会社にとってどう役立つのかを説明する
行動変化を促す(Actionable)
フィードバックを受けた側が行動をどう変えるかにフォーカスする
自分のしてほしいように行動してもらおうとするのではない
自分から主体的にフィードバックを求めよう
最初は恐ろしいかもしれない、自分を守りたいかもしれない。その殻を破る練習をしよう。
感謝する(Appreciate)
言い訳や自己弁護をして、反射的に自尊心や自分の評価を守ろうとしない
反応する自分を観察して、「何が気になる?」と問いかけてみよう
フィードバックは愛情と期待の証、感謝してフィードバックを受け取ろう
取捨選択(Accept or Discard)
たくさんのフィードバックを受けてすべてに耳を傾け、検討する
ただ、常にフィードバックに従う必要はなく、「感謝」を伝えて自分で受け入れるかを考える
記録する
受けたフィードバックは可能な限り、テキストに記録してシェアする
自分の学びを、未来も含めたチームの学びにする
いつでもどこでも(Anywhere, Anytime)
いつでもどこでも、フィードバックする
役立つフィードバックをしないことはその人に対する背信行為だと認識する
感じたこと、気づいたことがあっても、それを相手に伝えないのはその人に対しての責任を果たしていないし、ひいてはチームに対しての責任を果たしていないと言える
先日紹介した自分の最高を目指す目標設定の考え方と合わせて、周囲からフィードバックが得られる環境をつくることができれば、さらに学習を重ね、成長に向かっていけるはず。
フィードバックといえば、中原先生のこちらの本が良書。他にも、コーチングの考え方をいかしたポジティブ・フィードバックやフィードフォワードなどの考え方もあるので、いろいろとインプットして日々のフィードバックに活かしていきたいですね。
フィードバックのガイドラインの他にも、自分のコンディションの整え方についてもどう社内で共有しているかをこちらのエントリでまとめています。よろしければこちらもどうぞ。