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企業担当者による継続した情報発信を支援する「ライティングコーチ」を始めました

インクワイアで、新たに企業で情報発信を担当する方の負担を下げ、より発信しやすくするために、「ライティングコーチ」が伴走するサービスを始めました。

情報発信が会社にもたらす好循環

定期的に新しい情報を提供することで、顧客や取引先といったステークホルダーはその企業がどのような価値を提供しているか理解しやすくなり、結果として商品やサービス、組織に対する興味や関心が高まります。

また、企業が積極的に情報発信を継続して行うことで社内外のコミュニケーションが活発化し、情報や知見、アイデアが集まりやすくなります。社員同士のコラボレーションの促進につながるだけでなく、社外からのフィードバックやコラボレーションにつながる可能性も出てきます。

コンテンツレーベル「黒鳥社」を主宰する若林恵さんは、インタビューでは、メディアの価値は「声の大きさ」ではなく「耳の良さ」に宿るとコメントしていました。

やり方によっては、メディアの運営を通じてデザインリサーチにつなげることもでき、継続した情報発信によって企業がメディア化していくことは、好循環をもたらすと考えられます。

継続した情報発信は重要だが、難しい

オウンドメディアという形式でなかったとしても、企業には継続した情報発信が欠かせません。noteやプレスリリース、SNS、社内報など、様々なチャネルで文章を作成する機会は増えています。

一方で、社内でこうした情報発信を担当する方のほとんどは専業ではなく、いくつかある業務のなかのひとつとして発信、執筆を行っています。別の業務もあるなかで、日々生まれるニーズを汲み取って継続して情報発信するのは大きな負担だと言えます。

1回の発信をするにしても、質を高めるためには誰に何を伝えたいかを整理し、企画し、構成をつくり、スケジュールに沿って書き、推敲するといったように複数のステップが存在し、それらをスムーズに進めるのは容易ではありません。

一度限りの発信であればまだよいですが、情報発信は継続して行うことが求められます。担当者が継続した情報発信に、他業務と並行しつつ取り組むためには、なんらかのサポートが必要なのではないか。これまでに様々な企業の情報発信に伴走するなかで、そう考えるようになっていきました。

社員による情報発信への伴走

そのサポートの方法として私たちが考えているのが、冒頭でも紹介したライティングコーチによる伴走支援です。

ライティングコーチという言葉は耳馴染みがないかもしれませんが、海外では主に作家が執筆を進めるにあたっての課題解決に伴走する存在として知られています。インクワイアでは以前からこの役割の可能性に着目してきました。

インクワイアは過去に社員が企画や取材、執筆に挑戦するオウンドメディアの立ち上げや運用支援を行っており、こうしたケースではライティングコーチ的な存在が一人ひとりの社員によるライティングをサポートしました。

どのように企画を立て、リサーチし、取材をし、構成をつくり、原稿としてまとめ、編集を行うのか。一つひとつのアクションをサポートしながら、発信が止まってしまわないよう、ペースメイキングなどを支援しました。

知見や経験を活かし、担当者を支援

ライティングコーチの伴走支援では、インクワイアのこれまでの経験や知見を活かして、企業で情報発信を担当する人を支えていければと考えています。

日々の実践のほかに、ライティングに関する探究活動やライティングについての知恵や技法を共有するための活動も行ってきたことで、知見が蓄積されています。

今期からはライティングについて探究する「sentence」としての活動も再開し、ライティングについての実践や研究、支援のサイクルを回していけたらと考えています。

情報発信を内製化し、担当者が無理なく持続的に役割を担えるようにしていきたいと考えている企業がいらっしゃったら、ぜひご相談ください。

ライティングよりもさらに範囲を広げて、コンテンツ全般のプロセスを支援する「コンテンツコーチ」としての伴走も実施しています。こちらも関心があれば、お気軽にお尋ねください。


ライティングコーチやコンテンツコーチ以外の、インクワイアの全体として挑戦などについてはこちらのブログにまとめています。ご関心のある方はお時間ある際にぜひ。


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モリジュンヤ
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