マルチチーミングで働く上で大事な周囲のサポート得る練習
仕事においてプランニングは大切です。タスクやスケジュール、コンディションなどを踏まえて、どのように仕事を進めていくかの段取りや見積りを立て、進めていきながら調整をしていきます。
プランニングを行った上で、セルフマネジメントを行って実行できる状態を整えられば、かなり安定してパフォーマンスを発揮できるようになります。とはいえ、プランはプラン。
実際には仕事は自分だけで完結することはなく、様々な想定外のことが発生するという不確実性に向き合う必要があります(想像の幅を広げて、想定外のことを想定内にするというのも大事ですが)。
さらに、複数のチームに参加するマルチチーミングの状態にもなると、参加しているチームの分、不確実性が増していきます。
不思議なもので、マルチチーミングで活動を続けていると、複数の関係先で同時に想定外の自体が生じることがあります。慣れてくると、複数同時にエラーが発生した際に対応できるかどうかも含めてプランニングやリソースマネジメントしていけるようになりますが、慣れないうちはなかなか困ります。
この自体に陥ると、プランニングが崩壊した状態が続くことになり、セルフマネジメントなども崩れていきます。そうすると、パフォーマンスも下がってしまう、というデフレスパイラルのような状態に突入してしまいます。こうした状態で無理をしすぎてしまうと、かなりのダメージを負ってしまいかねません。
個人的には、複数のチームに参画する状態を避けられない人がこうした状態に陥ってしまった場合には、参加しているチームのメンバーにサポートを求めることも必要だと考えています。忙しさが局所的にピークを迎える期間での業務の進め方を相談したり、他の仕事状況が危うくなりそうな場合にあらかじめ相談したりするなど。
ひとつのチームに所属して活動していてもなかなか相談しづらく、複数のチームに関わっているとなると、さらに相談はしづらいもの。「他のチームでの状況とかしらないし」と思われてしまう可能性もありますしね。
ただ、個人的にはマルチチーミングの流れが不可逆なのであれば、各々のチームはある程度こうしたことを受容できるようにしていき、参加している個人も共有できるように練習していくことが必要だと考えています。
こうしたことと、チームレジリエンスも関係する部分もあるんじゃないかなと考えており、整理してみたいところ。