"事務"という生活の知恵と技術
坂口恭平さんがポパイウェブにて連載していたマンガ『生きのびるための事務』の単行本を読みました。坂口さんが大学を卒業して仕事をし始めた時代のエピソードを漫画形式で紹介しながら、自分のやりたいことを実現するために大切な考え方やテクニックなどを伝えています。
ここでの「事務」は、いわゆる事務作業のようなものというより、事象に対する向き合い方、お金や時間の使い方、行動の起こし方などの、知恵や技術という感じ。それを坂口さんのイマジナリーフレンドとの対話を通じて伝え、実践のプロセスを順に共有されています。
この漫画で共有されていることはいわゆる「自己実現」を目指すために必要なことが非常にわかりやすくまとまっており、かなり参考になりました。本書の中で「事務」という言葉で表現されていたものは、個人的には「経営」という言葉で捉えようとしているものです。
以下に、自分を経営する知恵や技術を獲得し、実践して自分の向かいたい方向へ進み、目標を実現していけるようになるのか。それを探究したいと考えているので、内容はもちろん、共有の仕方など参考になりました。
また、最近は人材育成についての講座を受講している中で、大事なのは「個人の自己実現」をいかに支援するかだという認識から、知識のインプットや自分の活動にどのようにつなげられるかを考えています。
「自己経営」「自己実現」など、最近の自分の2つの関心テーマに接続する内容でした。自分なりに内容を咀嚼し、自分で実践するのみならず、より多くの人がこうした実践ができるようにするための活動を考えてみたいと思います。
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