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暮らしが仕事、仕事が暮らし。

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日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。
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#ワークスタイル

職場の人間関係が家庭にも影響するという調査結果

「職場の人間関係が従業員の成長に影響を与える」という調査結果をマサチューセッツ大学アマースト校のモリーン・ペリー=ジェンキンス教授が発表していました。職場での体験は、従業員本人だけでなく、その人を取り巻く周囲の人たち、とりわけその子どもに大きな影響を与えるとのこと。 MIT組織学習センター共同創始者のダニエル・キム氏によって、提唱されたモデル「成功の循環(Theory of Success)」でも、組織における関係性の重要度は語られてきました。 重要なのは、この関係性の影

自分と周囲の評価のバランス

自分の提供できる価値と相手が求めている価値に差がないほうが仕事はうまくいくと思う。差をなくすためには、自己評価と他者評価のギャップを小さくする必要がある。期待値コントロール、なんて言われることもある。 期待通りの仕事は素晴らしい。お互いにとって、悪いことはない。ただ、期待通りの仕事だけをしていても成長はしにくい。少し、期待値にギャップがあるほうが変化は生まれる。 ギャップが自己評価の高さによって生じている場合はやっかいだ。高い自己評価によるアウトプットが、他者の期待に応え

『フリーランス&“複"業で働く! 完全ガイド』の巻頭インタビューに取り上げていただきました

7月12日発売のこちらのムック本にインタビューが掲載されました。ありがたいことに巻頭インタビューの1人として取り上げていただいてます。 思えば、僕も学生の頃に「フリーランスなんて働き方があるんだ」と発見したときには、どんな人がどんな積み重ねを経て独立したのかが気になって色々調べたりしました。 今回のインタビューでは、24歳からフリーランスとして仕事をし始め、28歳で会社化して、フリーランスのチームで動いてる僕なりに考えているフリーランスの生存戦略についてお答えしています。

「考える」で価値が発揮できるか

最近、inquireやsoarのチームメンバーに、「考える」という行為で価値を出すことを意識してほしいと話をしています。 手を動かして、作業をすることを自分の仕事とするのではなく、何が問題なのか、仮説は何か、どうすると解決できそうなのか、リソースはどうなっているか、などを考えて提案し、実行する。 人は手を動かしていると仕事をした気持ちになりやすく、油断するとついつい作業を自らの仕事だと捉えてしまいがち。意識的に価値を発揮するポイントをずらしていく必要があります。 これは

「自分の仕事」を手放す意識

責任感が強く、真面目な人ほど自分で仕事を抱えてしまいがち。タスクを自分で持ってしまい、忙しくなってしまったり、リソースが足りなくなってパフォーマンスが落ちてしまったりします。 inquireやsoarのチームメンバーにもそういう人がいて、最近こんなアドバイスをする機会が増えています。 「自分にしかできない仕事は(ほぼ)存在しない」 「どうしたら自分じゃなくてもできるようになるかを考えてみて」 「人に仕事を振ることを想定して取り組んでほしい」 中には、自分の仕事を守ること

「個人の軸」をメンテンナンスする

2016年までGoogleに在籍して人材育成と組織開発、リーダシップ開発に取り組んできたピョートル・フェリクス・グジバチ氏の新刊『ニューエリート』を読みました。 この本の中で書かれていた主張の1つが、現代のような「クリエイティブエコノミー」時代においては、個人の軸や創造性が仕事において重要になるということ。 働き方のグラデーションは鮮やかになりつつあります。起業してもいいし、スタートアップで働いてもいいし、フリーランスになってもいいし、大企業で副業しながら働いてもいい。も

「働き方」にもトレンドがある

少し前の漫画を読むと、その漫画が描かれた当時の社会の空気に触れられる。80年代に描かれた漫画を読むと、いろんな発見がある。 漫画「課長 島耕作」の主人公・島耕作は団塊の世代に属し、大手電器メーカー「初芝電器産業」に勤務するサラリーマンだ。作中では、企業間の競争や大企業内の派閥争い、末端で働くサラリーマンの苦悩などが描かれている。 同作品の中で印象に残っている一幕がある。「街のでんきやさん」的な小さな家電屋さんの跡取り息子が主人公との会話の中で、「自営業じゃなくって会社に入

暮らす場所と働く場所の最適な距離を探る

ここ数年、ずっと暮らす場所と働く場所をどう捉えるかがテーマになっていた。 2010年からシェアハウスに暮らし、オフィスに通勤しながら仕事をしていた。フリーランスになってからは、シェアハウスの共有スペースで仕事をしながら、暮らしていた。 生活にメリハリをつけるために、働くためのスペースを分けたいと考えていた2012年頃、東京にコワーキングスペースが増えてきた。これ幸いとコワーキングスペースに入居し、シェアハウスに暮らし、コワーキングスペースで働く日々をしばらく過ごした。