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暮らしが仕事、仕事が暮らし。

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日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。
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#仕事

良い仕事に触れる

顧客としてなんらかのサービスを受ける際、そこに仕事の姿勢や価値観が滲むと思います。良い仕事だなぁと感じられるものに触れると、自然と自分も頑張らなくてはと背筋が伸びる。 業種や業態は違えど、たまたま一日のうちに複数の良い仕事に触れる機会がありました。そんな日は、一日の終わりに「良い日だったなぁ」と感じられるのだと気付かされました。 自分も誰かにとっての良い仕事を重ねて、清々しい気持ちになってもらえるようにしていきたいものです。

誰からも頼まれない仕事をすることで未来の仕事を作る

スマイルズ創業者の遠山正道さんが語っていることだ。これは僕が大切にしている考え方のひとつ。 誰かからお願いされる仕事というのは、すでにニーズが顕在化しているもの。多くの人が「これは仕事になる」と気づいている領域だということだ。 もちろん、こうした仕事をすることも重要ではある。けれど、自分で仕事を作り出していきたいと考えてる人は、これだけでは足りないと、僕は思う。 自分で仕事を作っていくためには、誰もやりたがらない、もしくはやろうとしない領域を開拓して、自分なりの価値を生

自分と周囲の評価のバランス

自分の提供できる価値と相手が求めている価値に差がないほうが仕事はうまくいくと思う。差をなくすためには、自己評価と他者評価のギャップを小さくする必要がある。期待値コントロール、なんて言われることもある。 期待通りの仕事は素晴らしい。お互いにとって、悪いことはない。ただ、期待通りの仕事だけをしていても成長はしにくい。少し、期待値にギャップがあるほうが変化は生まれる。 ギャップが自己評価の高さによって生じている場合はやっかいだ。高い自己評価によるアウトプットが、他者の期待に応え

時間をかけて好きになる仕事もある

僕は就職活動の最初は銀行員になろうと思っていた。21歳ごろのことだから、今より約10年前だ。当時の自分は文章を書く仕事をするなんて露にも思ってなかったし、ましてや会社を立ち上げているなんて思っていなかった。まったく、人生はどうなるかわからない。 今のような仕事をしているとよく聞かれるのが「文章を書くのは元々好きだったのか」という質問だ。僕は作文が嫌いだったし、国語は苦手だったし、大学受験は小論文のないところを選んだ。文章は全く好きじゃなかった。何かしらのスキルを持った仕事に

就活中の学生に伝えている仕事を考えるための4つの軸

inquireやsoarなどに関わってくれる学生メンバーが就職活動に取り組み始めました。 僕自身は銀行員を目指した就職活動中にリーマンショックが起こり、仕事について考え直すことになり、紆余曲折経て今では編集を仕事にしています。 フリーター状態で大学を卒業し、アルバイトで編集業務を経験した後にフリーランスになっているため、就職活動自体にはあまりアドバイスできない人間です。 とはいえ、仕事に対する考え方についてはアドバイスできることもあるかなと話していることを、今回は書いて

「考える」で価値が発揮できるか

最近、inquireやsoarのチームメンバーに、「考える」という行為で価値を出すことを意識してほしいと話をしています。 手を動かして、作業をすることを自分の仕事とするのではなく、何が問題なのか、仮説は何か、どうすると解決できそうなのか、リソースはどうなっているか、などを考えて提案し、実行する。 人は手を動かしていると仕事をした気持ちになりやすく、油断するとついつい作業を自らの仕事だと捉えてしまいがち。意識的に価値を発揮するポイントをずらしていく必要があります。 これは

仕事と暮らしが融和する時代に生きるために考えていること

近頃、「はたらき方」をテーマにしたメディアが増えた。2020年、2025年のはたらき方を予見する記事も、頻繁に掲載され、シェアされる。 「はたらき方」というのは、それだけ多くの人が長年関心を寄せ続けているテーマなんだと思う。 激しさを増す「はたらき方」の変化女性の社会進出、要介護者の増加、終身雇用の崩壊など、社会は変化が激しくなっている。最近、また「はたらき方」が注目される理由は、社会の変化が激しくなったからなのだろう。 数年前、2009年頃は「ノマドワークスタイル」と

自由に生きるために必要な「時間と思考の余白」

いつのまにか今年も残りあとわずかになった。何件かの忘年会に参加しながら、少しばかりの年末らしさを味わっている。 普段、仕事を共にしている人たちとの宴席が多いが、中にはこの時期だけ集まる忘年会もある。1年に1度だけ会う間柄では、互いに起きた1年の変化をつかみやすい。1度に共有する変化の度合いが大きいからだ。 ソーシャルメディアを見ていればわかると思うかもしれないが案外人は情報をオープンにしていなかったりする。昨日はそんな年に1度集まるメンバーで火鍋を食べに行った。みんな実に