就活中の学生に伝えている仕事を考えるための4つの軸
inquireやsoarなどに関わってくれる学生メンバーが就職活動に取り組み始めました。
僕自身は銀行員を目指した就職活動中にリーマンショックが起こり、仕事について考え直すことになり、紆余曲折経て今では編集を仕事にしています。
フリーター状態で大学を卒業し、アルバイトで編集業務を経験した後にフリーランスになっているため、就職活動自体にはあまりアドバイスできない人間です。
とはいえ、仕事に対する考え方についてはアドバイスできることもあるかなと話していることを、今回は書いてみようかなと思います。
仕事における4つの軸
だれと働くのか。
どれくらい働くのか。
何のため働くのか
何を武器に働くのか。
これらの4つの軸について、それぞれなぜなのかを掘り下げていき、優先順位をつけていきます。
仕事に関連する要素を因数分解して、それぞれの解像度を上げられるように考えてみます。そうすると、現時点で自分がどう働きたいかが少し見えてきます。
ここで重要なのは、あくまで現時点におけるものであるということ。一度整理したものがこの先もずっと変わらないなんてことはありません。
定期的に見直していくことが必要です。このあたりは、先日書いた個人の軸をメンテナンスする話にも通じます。
「キャリアアンカー」を見つけていくために
アメリカの組織心理学者エドガー・H・シャイン博士は、「キャリアアンカー」というキャリア理論の概念を提唱しています。
これは個人がキャリアを選択する際に、自分にとって最も大切で、これだけはどうしても犠牲にできないという価値観や欲求、動機、能力などを指した概念です。
今回、紹介した考え方はこのキャリアアンカーを確認する作業の入り口と言えるかもしれませんが、このアンカーはキャリアの初期ではなかなか形作られるものではありません。
ゆくゆくはキャリアアンカーを見つけていく必要がありますが、その第一歩として軸を言語化してみてもらえたらと思います。