「コレクティブ・メモリー(集合的記憶)」とアーカイブ、ナラティブについてのメモ
最近、友人と話していて、コレクティブトラウマ(集合的トラウマ)の話から、コレクティブ・メモリーの話になりました。
コレクティブトラウマとは、個人が依拠する共同体との結びつきの喪失による外傷を指すとされます。
コレクティブトラウマ自体も理解を深めていきたいテーマではあるのですが、これとセットで話をしていたのがコレクティブメモリーです。
その時の会話では、コレクティブトラウマの蓄積に対してどう向き合うか、コレクティブメモリー同士の間に起こる摩擦を衝突という形でなく解消するためにはどのようなアプローチが考えられるかといったテーマでした。
個人的には、そちらのテーマも深めていきたいと思いつつ、コレクティブメモリーというテーマと、先日ブログでも触れたコミュニティ・アーカイブとの関係、コレクティブメモリーと組織文化などのつながりについて考えたいという興味が生まれています。
コミュニティにおける様々な記録や記憶をアーカイブし、それらの集合的な記憶がアイデンティティと紐づくことを踏まえた上で、どんなナラティブをコミュニティ内で生成するかを考える。どのような記憶を構築、共有、継承するかに対して働きかけるというのはメディアや組織文化といったテーマにも通じるものがあるなぁと思うのです。
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