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「仕事」との接続を調整する

仕事と生活の境目が溶け、常時接続された世界でどう生きていかなければならないかについて、エントリを書いてから8年ほど経過した。2024年現在、この変化は予想通り進んでいる。いや、予想以上か。

2019年から始まったパンデミックは、こうした変化を後押しした。最も、この変化が一時的なものになるか、揺り戻しが起こるかは各社対応が分かれている状況ではある。

暮らしと仕事の境界が溶け、いつでもどこでも仕事ができる状態になった人が増えたことだろう。この自由は使いこなせれば、大いに豊かさをもたらしてくれる。だが、扱いを誤れば、振り回されてしまうこともある。

いつでもどこでも仕事ができるがゆえに、仕事のスイッチをオフにできないというケースも多い。仕事と暮らしの時間や空間が入り混じってしまうことで、自身のモードの切り替えに苦戦することもある。

人間、つねにスイッチをオンにして活動することは難しい。スイッチのコントロールを自覚的に行う必要がある。これはセルフマネジメントという言葉でも語られる。

とはいえ、仕事は他者と関係しながら進めることも多く、マイルールを定めてそれを守るだけでは自分のペースで働けるとは限らない。職場のルールや、取引先とのやりとりなども徐々に変わる必要がある。

オーストラリアでは、勤務時間外の連絡を無視してOKという法が制定されるそうだ。すでにリモートワークに関する経験値が豊富な企業は取り組んでいることだと思うが、共通のルールとして制定される意味は大きい。

この数年で常時接続が進みすぎたことで、揺り戻しのような取り組みも増えていきそうだ。


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モリジュンヤ
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