仕事と暮らしが融和する時代に生きるために考えていること

近頃、「はたらき方」をテーマにしたメディアが増えた。2020年、2025年のはたらき方を予見する記事も、頻繁に掲載され、シェアされる。

「はたらき方」というのは、それだけ多くの人が長年関心を寄せ続けているテーマなんだと思う。

女性の社会進出、要介護者の増加、終身雇用の崩壊など、社会は変化が激しくなっている。最近、また「はたらき方」が注目される理由は、社会の変化が激しくなったからなのだろう。

数年前、2009年頃は「ノマドワークスタイル」という言葉が流行り、2011年頃には「コワーキングスペース」が各所に生まれ、最近では地方移住やリモートワークといった言葉が話題になっている。

企業のあり方も見直されることが増えた。トヨタは在宅勤務を大幅に拡充し、リクルートホールディングスも、雇用形態にかかわらず全ての従業員を対象としたリモートワークを導入し始めた。こんな変化が起きることは、数年前だとちょっと想像できなかった。

北米の西海岸では、世界最大のビジネスネットワークLinkedIn(リンクトイン)の創業者であるリード・ホフマン氏は著書「Alliance(アライアンス)」の中で人と企業の関係性のあり方について触れ、「Holacracy(ホラクラシー)」という中央集権型ではない新たな組織形態が注目を集めている。世界とつながり、人種も多様で、変化が激しい場所でのはたらき方には、きっとヒントがあるはずだ。

レジリエンスやマインドフルネスといった、人の内面や精神的な側面を改善するための考え方まで視野に入れると、実に色々な言葉や取り組みが登場し続けている。

このように、変化が色々と起きている中でも、僕が関心を持っているのが、「生活と仕事の融和」についてだ。

「常時接続された社会」に生きるぼくら

『GQ』に掲載されている田邊俊雅さんによる連載「ポスト資本主義時代の起業術」でも、ワークとライフの境目がなくなっていくことについて言及されていた。

「ポスト資本主義時代の起業術」で語られていたのは、起業するとワークとライフの境目がなくなっていくというもの。僕自身、独立して働いており、仕事とプライベートが分かちがたくなっているため共感する点も多い。

だが、起業や独立をしていなかったとしても、仕事と生活の距離は分かちがたいものになっているように感じる。

ダニエル・バラス氏は、インターネットとスマートフォンが普及した現代のことを「常時接続されている世界」と呼んだ。

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テクノロジーによって常に仕事ができるようになったことで、これまでは空間的に離れていたことで、自然と切り分けられていた仕事や生活の領域が重なるようになってきている。

生活と仕事の境目が曖昧になってくると、人は自分で自分をコントロールする必要性が高まる。マインドフルネスなどが注目される背景には、こんな理由もあるだろう。

徐々に、人々は公私ともに時間の使い方や自身の行動をマネジメントしなければならなくなってきているのだが、こうした状況は人間が初めて体験するものではない。

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