「聴き書き」の価値。人を元気にしたり、人生の記録を残す
横浜市戸塚区では、「聞き書きのわ」というNPO法人がお年寄りから話を聞き、話し言葉のまま活字にして一冊の本にまとめる「聞き書き」の活動をしている。
「カナロコ by 神奈川新聞」によれば、
「ボランティアと会話を重ねる中で高齢者が元気になったり、その人の人生を記録することが、地域の歴史を残すことにもつながったりする」
とのことだ。人の話を聞くことは対象に影響を与えることができるし、一般人であっても記録を残していくことは地域のためにつながっていく。
こうした領域でもインタビューやライティングといったスキルセットを持つ人たちは価値を発揮できるんじゃないだろうか。このNPOの活動はボランティアなので、有償の仕事というわけではないが、可能性はある。
少し、視点を変えてみる。そうすると、これまでとは違った場所で活躍の機会があったり、価値を発揮できる領域が見つかったりする。
例えば、HEAPSで紹介されていた一般人のスピーチを素敵な文章に仕上げる「The Oratory Laboratory」という活動も面白い。これは、ゴーストなスピーチライターチームだ。
▷一般人のスピーチを「世界にひとつ」の出来に仕上げる。ゴースト"スピーチ"ライターチーム The Oratory Laboratory
スピーチライターといえば、大統領や大企業のCEOなど大勢の前で話すことを求められる人の支援をする仕事だ。そのスキルを活かして、一般の人々のスピーチを作る。視点を変えた好例だ。
ちょっと抽象度を上げて自分の持つスキルを捉え、視野を広げると、ライティングを武器とする人の可能性も広がっていく。
サポートいただけたらその分、執筆活動等に充当させていただきます!