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地元・美濃加茂の工場を継承し、さらなる挑戦の後押しと価値の循環づくりを目指して

IDENTITYの仕事で、地元・美濃加茂市にて新たに工場を継承して商品の増産とまちの賑わいづくりを目指すことになり、クラウドファンディングをスタートしました!

シェアスペースの立ち上げ、新商品開発などの歩み

プロジェクトをリードするのは、「Creaimo(クリーモ)」プロダクトマネージャー出口さんです。

まちづくりを学ぶ大学生だった出口さん、名古屋から美濃加茂へ移住

美濃加茂市の中心であるJR美濃太田駅前の商店街に「誰もが自己実現を目指せる拠点を作ろう!」との思いから、シェアスペース『MINGLE(ミングル)』を立ち上げ。

駅前のシェアスペース「MINGLE」

2020年にはMINGLEを拠点に開発したお芋スイーツ「壺芋ブリュレ」の販売もスタートしました。

お芋スイーツ「壺芋ブリュレ」

「壺芋ブリュレ」が商店街へと足を運ぶきっかけの一助となる一方で、インターネット販売の開始後は「壺芋ブリュレ」の生産が追いつかず、身近なお客様のご要望に添えない状況が長く続いてしまいました。

兼ねてから準備を進めていた工場設立に合わせて、クラウドファンディングを実施し、単に工場をつくるだけでなく、応援してくださる皆様との関係を改めて築き、まちづくりへの取り組みを加速させていきたいと考えています。

地元の工場を引き継ぎ、地域の製造を支援するラボを目指して

今回、出口さんが生産拠点に適した場所を探すなかで、出会ったのが60年もの間、美濃太田駅で『松茸釜飯』の駅弁を立ち売りしていた仕出業『向龍館』の酒向さんご夫妻。

半世紀以上、汽車に乗った旅人の心とお腹を満たした「松茸釜飯」の生産工場は2019年の販売終了と共に閉業。現在は「たまに依頼があれば仕出しを行っている」状態だそうです。

『向龍館』の酒向さんご夫妻

「できるだけ長い間使ってね」
「たまに私たちにも手伝わせてね」

出口さんが次世代の名物を生み出す場所として再スタートさせたいという思いを伝えたところ、この場所を引き継ぐことが決まりました。

今後、オープンする工場は「Creaimo」の生産拠点として活用するだけでなく、地域で活動するあらゆる方の「新商品開発や製造を支援するラボ」としても活用を進める予定です。地域から、多くの方の誇り、シビックプライドにつながるような名物を築いていけたらと考えています。

地域にさらなる挑戦と価値創出の循環を生み出す

左:レンタル出店で豚汁を販売する山口さん 右:MINGLEの内観

シェアスペース『MINGLE』は「1日だけお店を持ってみたい」という方に向けたレンタル施設としても運営しています。「開業を目指す出店利用者が、互いに経験や気づきを共有(シェア)し合うためのスペース」というコンセプト。

Creaimoもその出店者の1つとして、他の出店利用者にシェアするための経験値を蓄積してきました。また、商品販売による収益の一部は、MINGLEの活動費に充てられています。活動のすべては、このまちで挑戦する誰かのためにあり、それは、これからも変わらない原点です。

この思いは当初から変わっていません。僕自身は応援するくらいしかできていませんが、出口さんが地元に入り込んで挑戦を続ける中で、少しずつその価値の循環、挑戦を後押しするための土壌が耕されているのではないでしょうか。

1年ほど前にも書いたように、IDENTITYではあらゆる産業の価値を捉えて、時代に合わせて事業化していきたいと考えています。時にはスタートアップスタジオのように事業を連続的に立ち上げ、そのノウハウを活かして事業会社の新規事業開発等の支援をしています。

今回の工場を引き継いで、商品開発を行うだけでなく、より地域の人たちの挑戦を後押しできる場所に育てていくこと。それもまた、地域の資源を活かす事業をデザインすることにつながっていくはずです。

クラウドファンディングをご支援いただくと、普段はなかなか購入が難しい壺芋ブリュレもリターンとしてお届けできます。もちろん、お気持ちだけの支援でも大変うれしく思います。

壺芋ブリュレ3種セット

思いに共感いただけた方、美濃加茂にゆかりのある方、壺芋ブリュレがお好きな方、いろんな方とのご縁をつむいでプロジェクトを成功させ、新たな価値を美濃加茂に生み出していきたいと思います。ぜひ、ご支援ください!



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