企業内で情報発信を担当していると、日々いろいろな部署から「これを記事にしてほしい」という依頼を受けることがあると思います。依頼内容は、商品紹介やサービスの活用事例、イベント告知、メンバー紹介、社内施策の紹介など多岐にわたります。

しかし、ただ言われるがままに原稿を作っていては、目的が曖昧で読み手に響かない記事ができてしまうこともしばしば。今回は「社内から“これ記事にしてください”と相談されたときに、まず何をすべきか」について、まとめてみました。

近年であれば、依頼はなんらかのチャットツール等で届くことが多いのではないでしょうか。その際、記事をつくるために必要な情報がすべて盛り込まれているとは限りません。まず、記事をつくるために必要な情報を確認しましょう。確認するのは以下のようなこと。

1. 依頼の背景や目的を確認する

2. 希望のスケジュールを確認する

3. 対象の読者像を確認する

4. 特に訴求したいポイントを確認する

1、2を確認することで、依頼を受けている記事の重要度・優先度についての検討ができます。これらを確認せずに依頼を受けると、互いに想定しているスケジュールでの進行がズレてしまうので、まずはここを確認します。

3、4を確認できると、記事に盛り込む要素が整理できます。盛り込む必要のある要素がわかれば、取材は必要か、写真や図版はいるのかなど、素材を集めるために必要なアクションも想定できます。アクションが想定できれば、制作完了までのリードタイムも見積れます。

あとは、制作に関係する人たちのリソース状況を照らし合わせることで、対応可能な具体的なスケジュールに落とし込んでいきます。依頼を受けている記事のほかにも、作成する記事はありますし、他の業務もあるなかで、曖昧なままで引き受けることのないよう、しっかり確認しましょう。

「どれも重要」となったとしても、リソースを超えて対応することは持続的にはならないので、差し込みで重要度の高い、急ぎの依頼が来た場合には、他の記事や業務との優先度調整などを行うことも大切です。

今回は、社内から「記事化の依頼」が来た際に確認できるとよいポイントを紹介しました。チャット等で確認できるだけでも、段取りやプランニングが進みやすくなるので、ぜひ試してみてください。

より細かくコンテンツの内容を検討するための情報を整理したい場合は、以下のブログも参考にしてみてください。