疲労の質と量を把握し、適切な回復行動を選ぶ
時間も場所も自由な働き方では、当たり前ですが休憩の取り方も自分で決める必要があります。最近、ハーバードビジネスレビューでも紹介さらていたように、休憩は生産性やウェルビーイングの向上のために大切なこと。
「当たり前のことじゃん」と、頭ではわかっていても、常にオンの状態になりやすい自由なワークスタイルでは、しっかりと休むのもなかなか大変です。
休憩とは疲労を回復させるために行うものですが、何によって疲労しているかで、適切な休憩の仕方も異なるはず。疲労の要因が漠然としたままで、休憩するだけでは効果もイマイチになってしまう。
何によって自分が疲れているのか?どれくらい疲れているのか?にも目を向けながら、疲労の要因を適切なアプローチで取り除くことも大切。例えば、疲労の要因は以下のように分類できます。
身体:運動不足や睡眠不足、不規則な生活習慣によって起こる
脳:情報過多や長時間の集中、意思決定の数などによって起こる
心:ストレスや感情の起伏、人間関係、苦手なことなどによって起こる
回復の手段として、運動や睡眠はいずれの疲労にも有効ですが、特に何によって疲れているかによって、より適切なものは変わります。この休ませ方については、以前にも簡単に紹介しました。
また、疲労の度合いを把握することも大切で、「ちょっと疲れたな」くらいであれば日常のなかで回復のための行動をとればいいですが、「かなり疲れている」というときはまとまって休むことが必要。
そうなると、ちょっと長めの休暇をとることも視野に入れたほうがいいのですが、疲れているときは判断力も落ちるので、「疲れているということは、判断力も落ちているんだな」とメタ認知できると、早めに休みやすくなると思います。
メタ認知やセルフマネジメントは、自由なワークスタイルを実現する上で必要不可欠です。疲労の質と量によって、適切な回復行動をとってウェルビーイングに活動できるようにしていきましょう。