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「sentence」のコミュニティ運営終了に寄せて

モリジュンヤ

ライティングを学び合う場として、2016年から運営してきた「sentence」のコミュニティをクローズすることになりました。運営メンバーからのお知らせはこちら。

これまでの歩みを振り返って

sentenceは、インクワイアを創業して間もない2016年の春に、ライターの西山くんと立ち上げました。もともと、「ライター育成の場の少なさ」に問題意識を持っていた私たちは、少しでも改善のためにできることはないか、と議論を重ねていました。

ちょうど、議論を重ねているタイミングに、大ナゴヤ大学での講座の相談を受けたこともあり、そこに向けて初心者向けの学習方法を考えてみようと、活動を始めました。

当初、講座を中心に考えていたのですが、ライティングは一度知識をインプットしたらできるようになるものではなく、継続した実践と振り返り、フィードバック等が必要な技能です。

講座だけでなくラーニングコミュニティの運営とセットにすることで、ライティングを学び続ける環境をつくりたい。そう考えたのが、コミュニティを始めようと考えたきっかけでした。

事業化に苦慮し、活動を見直し

2022年になり、ライター育成の場は増えていますが、ラーニングコミュニティが必要であるという認識は変わっていません。それどころか、職業としてのライティング以外にも、「書く」の重要度は向上しており、重要度は増しています。

広くライティングの価値を捉える、暗黙知も多いライティングの実践知をまとめていく、情報環境が変化し続けるなかでライティングの価値を磨き続ける、これらの活動が必要だという認識もあり、言葉や文章の価値について共有していきたい気持ちは今も変わりません。ただ、会社の中で事業として位置付けたときに、このままでのコミュニティの継続は難しい状況でした。

会社全体をどう成長させていくかを考えた結果、今回のコミュニティ運営を停止するという意思決定となりました。運営のメンバーや、コミュニティの会員の方々には申し訳ない気持ちです。

探究の継続と事業について

コミュニティはクローズしますが、sentenceというブランド自体をなくすことまでは決めていません。

sentenceは、ライティングの講座から始まり、コミュニティ運営やイベントの企画開催、企業向けにライティングコーチとしての伴走支援や、ライティングの研修などを実施してきました。

ライティングコーチのような企業向けのソリューションの提供や、研修や講座などのコンテンツ提供は、以下のようなinquire Studioの活動の一環として、引き続き実施していきます。

その他、sentenceでの積み重ねは、社内での取り組みにも影響しており、ライティングに関する基礎を実践するプログラムとしてまとめて提供したこともありました。

こうした編集やライティングについての探究の活動はこれからも何かしらの形で継続していく予定です。表立っての活動は少なくなるかもしれませんが、探究を続けて、また何かしらの形で社会に価値を届けられるようにしていきたいと思います。

そのためにも、会社としては自社メディアに注力し、様々な活動を有機的につなげられるプラットフォームを育てていきます。ここを実践のフィールドとして、inquire Studioとしての提供価値のブラッシュアップや、社内のナレッジの循環につなげていきます。

インクワイアは、改めて事業のポートフォリオを組み直していくタイミングですので、もしメディアビジネスや事業開発等に関心のある方がいたら、ぜひご連絡ください。

最後に、sentenceのコミュニティは会社の事業として成立させるのは難しいとの判断から運営の停止を決めました。ただ、大事な取り組みではあると考えているので、一個人の活動として始めたメンバーシップのほうで、多少なりライティングの話もしていけたらと思っています。形を変えつつも、探究は続けていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。


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モリジュンヤ

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モリジュンヤ
編集家、経営者。メディア実践とメディアの在野研究を行っています。実践の一環として、インクワイア代表取締役、IDENTITY共同代表、soar副代表などの法人経営にも携わっています。