マガジンのカバー画像

暮らしが仕事、仕事が暮らし。

72
日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。
運営しているクリエイター

#マンガ

マンガと活版印刷技術を後世に残す

「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」などで知られる森ビルが手掛ける新しい複合施設「麻布台ヒルズ」に行ってきました。2023年11月24日にオープンして、気になっていたのですがようやく。 神谷町駅から六本木一丁目駅の間に存在する施設なので、かなり広くいろいろと気になった施設はあったのですが、そのなかでも特に印象に残ったのが「集英社マンガアートヘリテージ」のギャラリーです。「マンガを、受け継がれていくべきアートに」というビジョンを掲げていて、マンガ好きとしては非常に応援したい。

人は”人”にお金を払う

『ばらかもん』という漫画が好きで、新刊が発売されるのを楽しみに待っている。”ばらかもん”とは、五島列島方言で「元気者」という意味だそうだ。 『ばらかもん』は、有名書道家の息子である主人公が、自分なりの書道を見つけるべく、東京から遠く離れた島で生活するところから始まる。 自然からインスピレーションを受けて作品を書く様や、島の人たちと交流することで人間的に成長する姿が描かれている作品だ。 魅力的なキャラクターが数多く登場するので、楽しく読んでいくことができるのだけれど、見逃

目標の高さと現在地、二点を結ぶ自分の行動を振り返る

登山漫画『岳 ―みんなの山―』を手がけた石塚真一が描くジャズ漫画『ブルージャイアント』が面白い。 舞台の始まりは、仙台市。仙台といえば、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」というジャズフェスが有名。街のあちこちでジャズが演奏される市民音楽祭だ。 この街で、日々をなんとなく過ごしていた高校生がジャズに目覚め、のめり込んでいくストーリー。 毎回、コミックの巻末にはその巻にキャラクターが未来の姿で登場し、”当時”の主人公に関する思い出を振り返るシーンが収録されている。この