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A24による子ども向けの映画紹介本『Hey Kids, Watch This!』

数々の魅力的な映画を送り届けてくれるアメリカの配給・製作会社「A24」。「A24が配給するなら」ということで劇場に足を運ぶことも珍しくありません。個人的には今年の10月に公開予定の『CIVIL WAR(原題)』やコジマプロダクションとの共同製作による「DEATH STRANDING」の実写映画化なども楽しみにしていて、注目の会社です。

そんなA24が子ども向けに『Hey Kids, Watch This!』というタイトルの映画紹介本をつくって販売もしているようです。内容は、各年齢層向けて、批評家、アニメーター、監督たちがキュレーションした、家族で楽しめるおすすめの映画を紹介しているというもの。

今の子どもたちはストリーミングサービスでいろんな映画を観ることができる環境で過ごしています。ただ、どの映画を観たらいいのかを選ぶのは大人でも大変なこと。この本のようにおすすめの作品を紹介することで、良い作品との出会いを促せる部分はありそうです。

先日、フィンランドにあるテキスト文化のための多機能スペースについて触れました。テキストに関する仕事をしている人たちにとって、テキスト文化自体が先細ってしまえば、将来の仕事も少なくなっていきます。

それは映画にとっても同じことのはず。A24が子どもたちのために映画のガイドブックを出すことは、定量的に評価することは難しいかもしれませんが、とても大事な営みだと感じます。


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