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変容のためにシステムに向き合う

本日は、ご招待いただいて、ロフトワークさん主催の「変革のデザイン 2024」にお邪魔してきました。

企業は、持続可能な社会に向けて、社会課題の解決と事業成長を両立する活動を求められるようになって久しいですが、そのためには様々な変革が必要。では、どのように変革を起こしていくか?ということについて共有するイベントでした。

社会環境の変化もあることに加えて、社会課題は複雑に要素が絡まっていることもあって、解決のためにはシステムで捉えることや、一社だけで取り組むのではなく共創することが大切になります。ただ、その共創を起こしていくことが難しい。

では、どのように共創を促し、システムを変えていくか、というのはここ最近の関心テーマのひとつ。

例えば、「システミックデザイン」のようにデザイン思考とシステム思考をかけ合わせたデザインアプローチは、こうした課題を乗り越えていくための手法のひとつ。こちらはロフトワークさんが主催のイベントの模様をレポートしたものなので、システミックデザインが気になる方はこちらもぜひ。

システムを捉え、どのように変容を促すかという点では、「システムアウェアネス」のような概念についても、もっと理解を深めていきたいところ。システムを頭だけで理解しようというのはなかなか難しく、身体性を伴うアプローチも想定していく必要があるはず、と考えています。

身体性とはまた異なりますが、解決に取り組む人々の適応課題も含めてアプローチしようという「アダプティブ・デザイン」のような概念も合わせてチェックしていきたいですね。目指している方向性は共通していても、向かい方はいろいろと異なるものがあるというのは面白いです。


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