「アダプティブ・デザイン」についての覚書
2003年にスタンフォード大学で創刊され、社会の新しいビジョンの実現に向けて実践する人たちの雑誌『スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー』の日本版で掲載されていた記事の内容が参考になったのでメモ。
既存のやり方で解決できる「技術的問題」ではなく、解決するには人々の気持ちや考え方まで変える必要がある「適応課題」に挑むためのリーダーシップのことを「アダプティブ・リーダーシップ」といいます。
このアダプティブ・リーダーシップと、「デザイン思考」。2つの手法を組み合わせ、互いに補完し合う「アダプティブ・デザイン」というアプローチについて記事内で紹介されています。
このアプローチは、なにかを変革しようとする際、アダプティブ・リーダーシップのアプローチで適応課題に向き合い、デザイン思考のアプローチでステークホルダーが創造性を発揮し、ワクワクして関われるようにプロセスをデザインするもの。
実践するのは困難ではありますが、たしかにシステムチェンジに取り組もうと挑戦する人にとって、参考になる手法になりそうです。トランジションデザインやシステミックデザインなど、変容を起こす、複雑な問題に取り組むためのデザインアプローチの手法が登場してきています。
これらと合わせて、「アダプティブデザイン」についても理解を深めていきたいところ。
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