4期目を迎えたメディアカンパニー「inquire」の最近のお仕事
9月で3期目が終わり、10月1日から4期目に突入しました。おかげさまで、起業して以来、売上は倍々で伸びていて、関わる人数も増えてきたので、3期目の後半から組織化や事業づくりなどに取り組んでいます。
メディアや編集の仕事をしている会社として、しっかり成長していき、希望になれるよう、4期目はより一層頑張っていきたいと思います。
ただ、名古屋を拠点に活動するIDENTITYの共同代表をしていることもあってか、久しぶりにお会いする方からは「モリさんは最近名古屋なんですか?」と聞かれることも増えていたので、「東京で仕事してるよ!」というメッセージをお伝えする意味も込めて、最近のinquireの仕事をまとめました。
自社事業
■UNLEASH
ビジネスやテクノロジー、デザインに関して発信するメディアとして自社で運営してきた『UNLEASH』も少しずつ次の方向性が見えてきました。4期目はいろいろと仕掛けていきたいと思います。
■sentence
ライティングを学び合うコミュニティとして2016年から運営しているsentenceも、50人ほどのメンバーの方に参加いただいています。文章についてインプットし、実践するという活動を継続するための居場所としてこれからも育てていきます。
編集パートナー
inquireとしては、企業のメディア運営に編集パートナーとして伴走しています。
■FastGrow
スローガンさんが運営する若手経営人材のためのコミュニティメディア『FastGrow』の編集をinquireとモメンタムホースが共同で実施しています。編集部の運営から、メディアの事業の方向性に関するディスカッションまでいろいろとご一緒しています。
■XD
プレイドさんが運営する顧客体験にフォーカスするメディア『XD』の編集もinquireのチームで手がけています。最近は、「CX DIVE」という顧客体験に関する大きめのイベントもあり、そのセッションのレポートをinquireのチームがカバーしました。
■AMP
2018年8月までは、ブラーブメディアさんの運営するビジネスメディア『AMP』の編集もinquireで行っていました。ビジネスのトレンドを幅広く扱うだけでなく、カルチャーやライフスタイルなどとの境界線上にあるようなトピックを発信することにも挑戦しました。
情報発信の内製化支援
情報発信を内製化していきたいと考えている企業、もしくはすでに発信を行っている企業向けに情報発信を内製化するための支援も行っています。今年の2月にプレスリリースも出させていただきました。
■remark
今年の春からはツクルバ内の現代のデザインを横断する実験の場tsukuruba studios が運営するメディア『remark』の立ち上げをお手伝いし、内製化に向けた伴走をしています、編集会議のファシリテーションや企画のレビュー、原稿の編集などを行い、徐々に内部で情報発信が可能になるためのお手伝いです。
■ferret
webマーケティングのポータルメディア『ferret』の編集部の支援もさせていただいています。主に編集フローの改善などに関わらせていただきました。
■アプリコット・ベンチャーズ
事業会社からの起業を支援するベンチャーキャピタル、アプリコット・ベンチャーズさんの情報発信の編集面をお手伝いしています。メディアとしての方向性に関するアドバイスや、原稿のレビューなどです。
コンテンツによるコーポレートブランディング
最近では、採用ブランディングなどコーポレートブランディングに近い領域のご相談もいただくようになってきました。
■nana music
第二創業期を迎えているnana musicさんの会社のビジョンやミッションを伝えるコンテンツの作成、社員インタビューなどのコンテンツを作っています。
コンテンツ制作
事例記事をはじめ、活動の様子を伝えるコンテンツの作成なども請け負っています。テクノロジーやビジネスなどのテーマを取り扱うケースが多いです。
■クルー
クルーさんのドローンを活用した屋根点検サービス「ドローンルーファー」の事例を紹介するために、リフォーム業者さんや屋根工事の業者さんにインタビューを行い、記事を作成しました。
■モルツ
数々の企業のデジタルマーケティングの支援をされているモルツさんが、どのようにクライアントと一緒に課題に取り組んでいるのかを伝えるために、クライアントとモルツの対談コンテンツを作成しました。
■Future Report
NTTドコモさんがR&Dで取り組んでいる研究や技術の例を取材して伝える活動もしています。5GやAI、ロボティクスなどテーマはいろいろです。
■39works
こちらもNTTドコモさんのお手伝いです。新規事業創出プログラム「39works」の活動の様子を継続して発信するお手伝いをしています。時には社内報に掲載するコンテンツの作成も。
■TEAM BEYOND
2020年のパラリンピックに向けて、パラスポーツの観戦促進を図るプロジェクト「TEAM BEYOND」の取材班としてsoarと協力しながら動いています。
■経産省デジタルトランスフォーメーション推進
経産省に新たに設置された「デジタル・トランスフォーメーションオフィス(DXオフィス)」に関連する取り組みについて、コンテンツ作成を担当しています。
研究・リサーチ
「編集」というものを広げて解釈して新しいことに取り組もうという挑戦は創業以来続けていて、最近ではミミクリデザインさんと連携していろいろとトライしています。
■三浦半島の魅力を再定義
京急電鉄と東京大学のプロジェクトに、パートナーとしてinquireも参加。地域のフィールドワークや京急の方々と一緒になってのワークショップへの参加をしながらコンセプトを整理し、最終的にコンセプトブックを作成しました。
■「編集」の研究
まだアウトプットがまとまってはいないのですが、ミミクリデザインさんとは「編集」を構造化するためのリサーチプロジェクトも一緒に取り組んでいます。僕たちが考える広義の意味での「編集」とはつまりどういうことなのかを、編集的思考を持っている方々にインタビューしていきながら、エッセンスをまとめていっている最中です。
取材していただいた記事
ここからは取材していただいた記事の紹介です。なかなか考えていることを聞いていただく機会もなかったりするので、こうした機会はありがたいなと思います。
イベント登壇など
ちょくちょくイベントの登壇にお声がけいただくことも増えました。主にモデレーターとしての立場で呼んでいただくことが多いです。
■PR Table Community「企業内でブランディングを担うクリエイター・編集者の実態」
■Media Day Tokyo「New Business」
■soar campus「インターネットで社会は“やさしく”できるか?」
関連会社の動き
と、ここまではinquireとしての動きをメインでお伝えしてきました。モリジュンヤとして経営に入っている企業とNPOがあり、そちらの動きも少し。
■soar
社会的マイノリティと呼ばれる方々に光を当てる非営利メディアを運営するNPO法人soarも、運営が始まって1年半ほど。寄付で支えてくださるサポーターの方々も、もう少しで500名になろうとしています。
■IDENTITY
共同代表をしているIDENTITYも、東海圏をカバーするローカルメディア『IDENTITY名古屋』の運営の他にも、いろいろと新しい挑戦をしています。
たとえば、「日常にある、素敵な瞬間を切り取る」をコンセプトにしたインスタメディア『cocorone』の運営。
僕の地元でもある美濃加茂市では、駅前のビルのリノベーションに取り組みながら、地域の事業者さんとともに商品開発などに取り組んでいます。
その他、名古屋を拠点に活動するスタートアップコミュニティ「Midland Incubators(ミッドランド・インキュベーターズ)」が名古屋にインキュベーション施設 「Midland Incubators House」を開設しており、IDENTITYはここの戦略パートナーを務めさせてもらっています。
inquireで広義の編集に取り組みたい方
と、このように編集を軸としながらもいろいろと活動の幅を広げています。広義の編集に取り組み、価値の「あいだ」をつないでいくためにはまだまだやらねばならないことが山積みとなっています。
そこで下記のようなツイートをしたところ、多くの方から「興味があります」という反応をいただきました。
inquireの編集者は、クリエイターのように創造性を発揮し、コンサルタントのようにロジックを重視し、ファシリテーターのようにコミュニケーションや関係構築を行うなど、マルチな役割が求められます。
条件を書き出してみると、たとえばこんな感じ。
- 様々なテーマに強い関心のある人(例:大学院で研究していた)
- メディア立ち上げ経験のある方
- 事業立ち上げ経験のある方
- 編集やライティングの経験が5年以上ある方
- チームの中で役割を見出し、主体的に動ける方
- ステークホルダーに配慮する想像力のある方
ここまでの流れを見て、inquireで働いてみたい、と思ってくださった方は、下記のフォームよりご連絡ください!
今回、ご紹介したようなお仕事のご相談も随時募集中です!
サポートいただけたらその分、執筆活動等に充当させていただきます!