普段とは違う「縦書き」のテキストエディタで
普段とは違う場所で文章を書く。
文章を書くためにはペースを作り、習慣化することも大事だけれど、気分転換も必要だ。
家の中でソファに移動したり、リビングで書いたり、外出してカフェで書いたり。場所を変えることで気分も変わる。移動する時間を確保することによって、考えがまとまったりしているのかもしれない。
リアルな場所以外にも、エディタを変えることでも気分は変わる。これはデジタル機器で文章を書くようになったことで起きやすくなったことかもしれない。
WordよりはPagesがいいし、UlyssessのようなMarkdownに対応してくれるシンプルなUIも素敵だし、OmmWriterのような集中するためだけの環境を画面内に構築してくれるエディタもいい。
エディタを変えることで気分は変わる。デスクの前から移動することはないが、これでも十分にテンションに変化をもたらす。
フォントを変えるのもいい。文字を打ち込むたび、お気に入りのフォントが画面内に増えていく様は、見てて心地がいい。自分の手元で文章を書いている間だけでも、お気に入りのフォントにしておきたい。
空間、エディタ、フォント、あと変えるとしたら音楽だろうか。文章を書く自分を取り巻く音を変えることで集中しやすくなることもある。静かな音楽に包まれたいときもあるし、パンクロックを大きめのボリュームで流しながら勢い良く書き進めたいときもある。
なにはともあれ、文章を書くときのコンディションは色々なものに影響される。新しく日本デザインセンターが開発した縦書きが可能なテキストエディタ「stone」を使うと、さぞかし普段とは違う環境で文章が書けることだろうと考えてこんな文章を書いてみた。思ったとおり、書いていて気分がいい。
やはり、「違い」を意識的に生むことは大事なのだろう。