見出し画像

自分の基礎研究的アクションはなにか?

Togetterで、「パリコレに出ている服は、言ってみればファッションの純粋理論であって、ファッションにおける基礎研究のようなもの」という説明がまとめられていました。

「基礎研究」とは、研究の性格に基づく観点によるものであり、「個別具体的な応用、用途を直接的な目標とすることなく、仮説や理論を形成するため又は現象や観察可能な事実に関して新しい知識を得るために行われる理論的又は実験的研究」である。

文部科学省

別の領域のなかに例えてみると、その活動が理解できたり、重要性が腹落ちすることってありますよね。新しい技術への挑戦、思想やコンセプトの表現を行う機会を持ち、そこから実地のためにおろしていく。これは他の活動でも大事なことです。

なにかのスキルを持って仕事をしているとして、世に送り出しているものすべてが実地のものだとします。そうすると、次第になにか新しいことを生み出すのは難しくなってしまうかもしれません。

基礎研究のように、パリコレのように、挑戦的でコンセプチュアルな活動を行い、発表する機会を持つこと。そのための余白を持っておくこと。その積み重ねが自らの中長期的な価値の形成につながっていくのだと思います。

受動的ではなく、能動的に。そういう意味では、ずいぶんと昔に書いた「誰にも頼まれない仕事をする」ということにも通ずるものがあります。

みなさんは、なにか自分の基礎研究的なアクションはありますか?


サポートいただけたらその分、執筆活動等に充当させていただきます!