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逆風のなかでも着実な変化を

現地時間の2025年1月20日、米共和党のドナルド・トランプ氏が第47代大統領に就任しました。就任式後、米国第一の政策を実現するため多数の大統領令に署名しました。

署名した大統領令は、就任前から演説で述べていた内容がほとんどだったので、あまり驚きはありませんでした。が、「本当にこれが署名されるのか」という疑いたい気持ちはありました。

署名したなかには、連邦政府のDEI(多様性、公平性、包摂性)プログラムを廃止や気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱なども挙げられます。

これらは近年、枠組みや制度などが生まれてきており、持続可能な社会、多様性ある社会への進展が進んでいるように見えていましたが、こうしたトランプ大統領を始めとする変化は「バックラッシュ」とも呼ばれています。

「反動」や「揺り戻し」を意味する言葉で表現されるこの現象は、急速に社会変化を進めてきたこと、それに対して受け入れられない人々がいたことを示唆しているとも捉えられます。

では、気候変動対策や生物多様性、DEIなどが重要でなくなったかといえば、そうではありません。これらが重要であることは変わらず、逆風のなかだからこそ、改めてどのような姿勢で行動していくかが求められます。

諦めずに、少しずつ着実に社会を変えていくために、どのような行動ができるのかを考え、日々の実践につなげる。これまでもそうしてきましたが、逆風が強く吹くなかでこそ、原点に立ち返ることが必要なのだと思います。


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モリジュンヤ
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