ありがとう、co-ba shibuya
2011年にスタートしたco-ba shibuyaの運営会社が変わるというリリースが出ていたので、思い出話も交えつつ雑感を書いておこうかと思います。
2011年、当時の僕は24歳の駆け出しフリーランスで、シェアハウスに暮らしながら今ではすっかり言われなくなったノマドワーカーとして仕事をする日々でした。
コワーキングスペースやクラウドファンディングなど、今ではかなり浸透した存在もちょうど立ち上がり期。co-ba shibuyaは、クラウドファンディングで資金を集めて、コワーキングスペースを作るという、当時ではかなり新しい取り組みに挑戦している存在でした。
co-ba shibuyaを立ち上げたツクルバの二人には、創業前夜というか、会社を立ち上げる少し前に出会って、「コワーキングスペースをつくるんだ」という構想を話してもらいました。「できたらぜひ入りたいな」と思ったことを覚えています。
当時は、カフェにWi-Fiや電源があるかどうかを事前に調べないといけなかったし、自宅の作業環境も充実していないのでどこかお金をそこまでかけないで仕事ができる場所がほしいなぁと思ってたんですよね。
co-ba shibuyaでは本当にたくさんの出会いがありました。IDENTITYという会社を共同創業した碇との再会もco-ba shibuyaだったし、いまでは日本酒スタートアップとして知られるClearの生駒くんや、nana musicの文原さん、Super Crowdsの岩片くん、XD編集長の飯塚さんなど、書ききれないほどいろんな人が会員として初期から参加していました。
Goodpatchの土屋さんも最初に出会ったのはco-ba shibuyaで、サンフランシスコから帰国したばかりのひとりパッチだった頃のこと。会員、そして場を訪れる人たちとの出会いに溢れた場所でした。そこで生まれたつながりは今でも生きています。
ツクルバの中村くんもツイートしてましたが、co-ba shibuyaは熱量に溢れた場所でした。僕も終電なくしてそのまま深夜まで仕事をすることもしょっちゅうで。でも、他にも同じように残って仕事している人たちがいるので、自分も頑張ろうと思っていた記憶があります。
最近は、物理的な空間の役割について考える機会も多いですが、場が生み出す熱量からは大きな影響を受けます。2020年の今、熱量を生み出す場はどこに生まれるのか、どう作ったらいいのか。お世話になったco-ba shibuyaへの感謝と共に、改めて場の役割について考えたいなと思います。
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