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取材を関係構築と捉える

今週は出張で福岡に来ています。はじめての参加となるICCに、inquireが編集パートナーとして関わっている『XD』の取材で入っています。

1日会場にいると、知り合いに数多く会いました。そのほとんどは、『THE BRIDGE』で編集記者をしていた時代に取材を通じてお会いした人たち。

媒体を離れてからは少し時間が空いてしまっていたのですが、それでもこうして話ができるのはありがたいことだな、しみじみ感じました。

改めて感じたのは、取材は関係構築だということ。記事を作るための情報をヒアリングするという目的もあるのですが、そのプロセスを通じて育まれる関係に価値があるなと。これは以前、ferretにメディアを運営する価値について寄稿した際にも触れたことです。

取材が関係構築だとするなら、取材時にもコーチングやカウンセリング的な手法がより活きる。より良い取材をするために必要なインプットの幅が広がります。

inquireの組織が大きくなるにつれて、僕が取材して執筆する頻度は少なくなりました。組織や事業が大きくなるためには、現場から離れなくてはならないので、必要なプロセスではあります。

ただ、規模が大きくなったとしても、リソースの一定割合は取材を行う必要があるのでは、と考えます。取材を通じて生まれる関係もあるのでは、と。

もちろん、すべてを取材に頼るわけにはいかないので、それ以外の活動もするべきです。が、せっかくメディアに関わっている以上、取材を通じて関係構築をしていけるといいなと感じられた時間でした。

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inquireでは、取材先と関係を築いていきたい編集者やライターを募集しています!関心のある方はこちらをぜひチェックしてみてください!


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