「組織市民行動」のダークサイドを認識する
組織の有効性に貢献する役割外の自発的な行動を指す「組織市民行動」。
報酬などの見返りを求めることなく自発的に他者を支援する行動であり、組織を裏から支える重要な行為でもあります。
日本の会社でも成果主義やジョブ型雇用が増加していますが、その弊害として「誰にも割り当てられていない仕事」は放置される傾向も増加します。組織市民行動はそうした側面においても注目の概念。
組織市民行動に関してはポジティブな側面に言及されることも多いのですが、ビジネスリサーチラボさんで「ダークサイド(※)」について紹介するエントリが掲載されていました。(※人と組織をめぐる心理や行動にも主作用と副作用があり、副作用を学術的にダークサイドと呼ぶ)
個人的に、会社がコミュニティのような役割を担う場面も増加していくのではないかと考えています。そうすると、コミュニティシップや組織市民行動といった概念の重要度が増すのではと注目しています。
その可能性を正しく認識し、組織にいかしていくためには、こうしたダークサイドをきちんと把握しておくことも重要ですね。
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