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流域という自然の住所に触れられる、「YAMAP 流域地図」がリリース

登山アプリ「YAMAP」を提供する株式会社ヤマップが、日本全国の流域を網羅した3Dデジタルの「YAMAP 流域地図」をリリースしました。

普段利用する地図は、人間が作った行政区分で捉えていますが、流域地図では水の流れを基礎とした“流域”で表現しています。「流域」とは「雨水が川に集まる大地の地形」を指すそうです。

情報として整理する上では、行政区分は重要ですが、実際に暮らしていると行政区分を意識する瞬間は少ないですよね。とはいえ、自分が暮らしている土地の流域がどうなっているのか、どの山が源流になっているのかを考える機会があるとも言えません。

「YAMAP 流域地図」を使って、自分が暮らしている場所、ゆかりのある場所の流域がどうなっているのかに触れてみるのは、普段とは違った視点で場所と自然のつながりを考える機会になりそうです。

現状の流域地図はテスト版となっており、今後は流域を単位とした洪水浸水に関するデジタルハザードマップの表示、流域を単位とした土砂災害に関するデジタルハザードマップの表示、宇宙衛星観測画像を活用しつつ、水・土・大気、山・森・川・海などの自然資本を計測し、流域地図に表示するなどの機能の追加を予定しているとのこと。

昨日、デジタル庁が総務省と協力してリリースした、自治体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取組状況を可視化するダッシュボードの紹介をしました。情報がビジュアライズされることで、捉えやすくなったり、捉え方が変わったりするのは面白いですよね。

流域について触れてみる体験、なかなかおもしろかったので、ぜひ試してみてください。


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