稼ぎ、務め、遊び
江戸時代、仕事には生活費を得るための「稼ぎ」と、地域共同体のために活動する「務め」の2つがあり、両方ができて一人前という考え方があったそうです(よく見かけるのですが、少し調べただけでは出典見つからず)。
仕事を「稼ぎ」だけで捉えるのではなく、「務め」も合わせて捉えて、両立させていこうというのは、現代でも通じる考え方だと思います。ライフワークとライスワークを分けて考えよう、と言われることもありますが、個人的には「稼ぎ」と「務め」という考え方が好きですね。
個人的には、ここに「遊び」という観点も加えると、現代における仕事を考える軸としてしっくりきます。一人前かどうか、という基準とは異なりますが、自身のやりたいことに取り組みつつ、生計を立て、社会に関わる。それぞれがバランスよく行えているかどうかを考えやすくなるのではないかと。
3つを別々に実現するというより、3つの円を重ねながら、全体で自分にとっての生業の輪郭を形作っていく。そんな状態を目指したいですね。
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