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「問い」を共有する記事をつくる

UNLEASHでは、新しい記事の書き方にいろいろとトライしてみています。

こちらは「SMOUT」という移住のプラットフォームが海外移住にも対応したというニュースを紹介するコラムです。

海外移住が当たり前になっていく中で、自らのアイデンティティはどこに帰属するのか、という疑問がここ数年頭の中をぐるぐる回っており、この記事の中ではその問いも一緒に共有しています。

実験的な取り組みではあるのですが、この記事をもとにNPO法人e-Education代表の三輪開人さんがブログを書いてくれたのを発見しました。

問いを共有したことで、その問いが誰かの課題意識とつながり、思考が発展するための媒介となる。こうした記事を届けていきたいなぁと。

記事というコンテンツの多くはすでに答えの出ているもの、結論の出ているものを伝えてきました。情報の発信主体が少ない時代はこれで十分価値があったかと思いますが、今は無数にメディアがあります。

パブリッシャーが果たすべき役割も変化していかなくてはいけません。一般人では取得の難しい一次情報を伝える、取材力を活かした記事などはより強化する点だと思います。

それ以外にも、今考えなければならない「問い」を投げかけるというのも、パブリッシャーのやるべきことなのではというのが僕の考えです。プロセスジャーナリズムなどの考え方も近いかもしれません。

今考えるべき問いを共有するというのは、記事以外でも挑戦したいこと。インタビューを公開で実施するというのも似た狙いがあります。

人の思考や発想を広げるための問いの重要度は高まっています。今後も、問いの共有を含めた新しい記事の書き方を試行錯誤していけたらと思います。


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モリジュンヤ
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