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幸福度や創造性を高める環境を考える──書籍『デザインフルネス』

デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」のことをさす言葉「ヒュッゲ(Hygge)」が、2016年ごろから日本でも話題になることが増えました。

他にも、スウェーデン語には、居心地のよい空間で気持ちが落ち着き、心からリラックスできることを表わす「ミィーシグ(Mysig)」なんて言葉もあるようです。

近しい概念自体は他の国にもありそうですが、北欧の概念を通じて再発見が起きている自体は面白いですよね。冬が長く、家で過ごす時間が長い北欧で生まれた概念ではあるので、そのあたりの違いはありそう。

このミィーシグという言葉には、フィルムアートから出版された『デザインフルネス』を読む中で出会いました。著者のイサベル・シェーヴァルは、脳が環境にどのように反応し、それがどのような生理的・心理的な影響を与えるかについての研究「ニューロデザイン」の専門家。

書籍内では研究結果を踏まえつつ、幸福度を高めたり、創造性を向上させたりするためには、どのような環境が良いのかのアイデアがいろいろと紹介されています。

コロナ以降、自宅で仕事をする時間も増えました。自ずと、自宅の環境をどうしたらもっとよくできるのかを考える機会も増えます。どんな環境をつくると、仕事にも生活にも好影響が出そうかを考える際のヒントになりそうです。


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